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ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイ、マルタ島訪問(2016年6月11日)

ロシア海軍当局からの公式発表は有りませんが、バルト艦隊所属の警備艦(フリゲート)「ヤロスラフ・ムードルイ」は、6月11日にマルタ島ヴァレッタ港へ寄港しました。
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プロジェクト11540警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(2009年6月19日竣工/7月24日就役)は、2014年8月から2015年2月まで長期遠洋航海を行ない、太平洋方面のインドネシアまで進出しました。
[警備艦ヤロスラフ・ムードルイ遠距離航海(2014年8月-2015年2月)]

その後、ガスタービンエンジン(高速航行用)の1基が破損し、修理されることになりました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦(フリゲート)ヤロスラフ・ムードルイは2016年初頭に復帰する]
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦(フリゲート)ヤロスラフ・ムードルイはガスタービンエンジン修理後の係留試験を行なった]

修理完了後にロシア海軍へ復帰し、2016年4月にはコルベット「ボイキー」(2013年5月16日就役)と共にバルト艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはコルベット"ボイキー"と共に砲撃訓練を行なった]
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはコルベット"ボイキー"と共に対潜戦闘訓練を行なった]


2016年5月末以降の動向は明らかにされていませんが、6月11日、地中海中部マルタ島へ寄港しました。

つまり、5月後半辺りには母港バルチースクを出航していた事になりますが、バルト艦隊広報部からの発表は全く有りませんでした。
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今後、「ヤロスラフ・ムードルイ」地中海東部へ行き、ロシア海軍地中海作戦連合部隊へ参加する事になるでしょう。

現在、地中海東部(シリア沖)には10隻以上のロシア海軍艦船が展開していますが、警備艦(フリゲート)クラスの水上戦闘艦は黒海艦隊の「プイトリーヴイ」のみです。
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そこで、今年初頭に修理を終えて復帰した「ヤロスラフ・ムードルイ」地中海東部へ派遣される事になったようです。

なお、「ヤロスラフ・ムードルイ」の舷側番号は、就役以降一貫して「727」でしたが、最近、「777」に変更されました。
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