ロシア海軍将来駆逐艦リデル級の本格的な設計作業が始まる

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年6月24日15時56分配信
【『北方計画設計局』は駆逐艦「リデル」の技術設計を2016年に開始する】

2016年6月に『北方計画設計局』は、将来駆逐艦プロジェクト23560「リデル」の技術設計案の作成開始を計画している。
設計局の年次報告書で発表された。


文書では、2016年末には、技術設計の準備状態は5パーセントに到達しなければならないと述べられている。
昨年、『北方計画設計局』は新たな艦の予備設計を行ない、80パーセント完了している。

ロシア海軍の為の将来遠海ゾーン駆逐艦プロジェクトの草案は2013年に総司令部により承認された。
その後、ロシア海軍の為に同プロジェクト艦の原子力推進ヴァージョンのみの建造が決定された。

駆逐艦「リデル」の建造の為の発注は、近代化後に300~350メートルの艦船を建造できるようになるサンクトペテルブルク『北方造船所』へ出される公算が高い。
『統合造船業営団』のトップ、アレクセイ・ラフマノフは、同社は、2018年初頭には新たなプロジェクトの為のプレートカットの準備が出来ていると発言した。

公開データによると、艦の排水量は約17500トンであり、原子力巡洋艦プロジェクト1144「オルラン」(満載排水量25000トン)に近い。
更に、「リデル」の速力は30ノットに達し、自立航行期間は90日である事が知られている。
このような艦の自立性は、食料の在庫により定められるが、原子力推進は、何年にも渡り燃料を補給する事無く動作できる。

「リデル」の艦上には、様々な用途の200基までのミサイルの配置が計画されている。


[ロシア将来駆逐艦プロジェクト「リデル」]
[ロシア海軍将来駆逐艦概念設計案・プロジェクト23560E「シクヴァル」]

ロシア海軍は、2000年代後半以降、新世代多用途駆逐艦(将来駆逐艦Перспективный Эсминец)の建造計画について何度も表明して来ました。
[ロシア海軍新世代原子力駆逐艦建造計画]
[ロシア海軍新世代駆逐艦の建造計画は現司令部に承認された]
[ロシアは「超駆逐艦」を建造する]

将来駆逐艦「リデル」は、原子力推進通常動力(ガスタービン)の2タイプの設計が進められていました。
[ロシア新世代駆逐艦は通常動力と核動力の2種類が設計される]

しかし2015年2月20日、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「リデル」の機関が原子力推進にほぼ確定したと述べました。
[ロシア海軍の為の将来駆逐艦リデルは原子力推進となる]

ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「リデル」の排水量は、前のクラス(プロジェクト956駆逐艦、約8000トン)よりも遥かに大きくなり、その打撃力は巡洋艦に匹敵すると述べています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルは巡洋艦に匹敵する攻撃力を有する]

将来駆逐艦「リデル」の動力は、ほぼ原子力推進に決まっています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級は原子力推進となる]

「リデル」の上部構造物には複合材料の使用も検討されています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級の上部構造物は非金属複合材料で造られるかもしれない]

2015年6月、ロシア連邦海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「リデル」の建造は2019年から開始されると述べました。
[ロシア海軍の為の将来駆逐艦リデル級の建造は2019年に開始される]

2015年7月、『統合造船業営団』国家防衛発注局取締役アナトーリー・シレモフ氏は、「リデル」の設計原案は2016年には纏まり、起工は早くて2018-2019年になると述べています。
[ロシア海軍の新型駆逐艦プロジェクト23560リデルの設計原案は2016年に出来上がる]

2015年12月、『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ氏は、2018年に「リデル」建造の為のプレートカットが開始されると発言しました。
[ロシア海軍の将来駆逐艦リデル級は2018年から建造を開始する]

「リデル」は、ロシア連邦『2018-2025年の国家軍備プログラム』の枠組みにおいて起工されます。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級は『2018-2025年の国家軍備プログラム』において建造される]

そして、「リデル」の設計を担当する『北方計画設計局』は、実際にロシア海軍向けとして建造される艦の設計へ着手します。
(これまでに公開されている模型は、「リデル」の概念設計案「シクヴァル」のものであり、このままの形で建造されるわけではない)
【『北方計画設計局』公式サイト】


「リデル」は、将来的にはロシア海軍の現用のロケット巡洋艦を代替する事になります。
[ロシア海軍の現用ロケット巡洋艦(プロジェクト1164及びプロジェクト1144)は近代化される]


ロシア海軍将来空母は、2016年6月16日に進水した新型砕氷船「アルクチカ」と同型の原子炉RITM-200を搭載する可能性が高いようですが、将来空母よりも先に建造される「リデル」も、同様にRITM-200を搭載する事になるでしょう。
[ロシア海軍将来原子力空母は原子炉RITM-200を搭載するかもしれない]
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