ロシア海軍北方艦隊の潜水艦カルーガは遠距離航海を終えて基地へ戻った

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年6月26日11時0分配信
【北方艦隊の潜水艦「カルーガ」は遠距離航海からムルマンスク付近の基地へ戻ってきた】
モスクワ、6月26日-ロシア通信社ノーボスチ

北方艦隊ディーゼルエレクトリック潜水艦「カルーガ」は、遠距離航海の後、北方艦隊コラ多種戦力小艦隊の主要基地-ムルマンスク州ポリャールヌイ市へ到着した。
同艦隊の広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐は発表した。

「セルゲイ・ピロジェンコ2等海佐指揮下の同艦の乗組員は、与えられた全ての遠距離航海任務を成功裏に遂行しました。
潜水艦艦長の報告によれば、(艦の)状態は良好、乗組員は健常であり、物資の補充と短い休息の後、新たな航海を準備します」
セルガ
は話した。

彼によると、潜水艦乗員は桟橋で、北方艦隊司令官ニコライ・エフメロフ中将、コラ多種戦力小艦隊の代表、乗組員の家族に出迎えられた。

「北方艦隊司令官ニコライ・エフメロフ中将は、ディーゼルエレクトリック潜水艦カルーガの歓迎式典において、ディーゼルエレクトリック潜水艦は大いなるポテンシャルを有しており、近海ゾーン並びに遠海ゾーンにおいて、特別な任務の遂行が可能である事を強調しました」
セルガ
は伝えた。

彼によると、司令官は更に「北方艦隊の潜水艦乗員は最も豊富な経験を蓄積しており、他の艦隊の乗組員も取り入れている」事を指摘した。

セルガが話したように、歓迎式典の後、潜水艦「カルーガ」乗組員は、彼らの家族と会う為に沿岸へ上陸し、その後、潜水艦乗員は基地での計画戦闘訓練を開始する。

ロシア連邦国防省によると、ディーゼルエレクトリック潜水艦「カルーガ」造船工場『クラースノエ・ソルモーヴォ』で建造され、北方艦隊に在籍している。
2003年、潜水艦は、カルーガ市行政府との後援関係の成立を記念し、現在の名を与えられた。
艦は現代的なミサイル及び魚雷兵装を装備しているが、それは高度の機密事項である。
同プロジェクト(877)ディーゼルエレクトリック潜水艦は、主として水上艦及び潜水艦との戦闘の為に意図されている。


潜水艦B-800は、1987年3月5日にニジニ・ノヴゴロド市造船工場『クラースノエ・ソルモーヴォ』で起工され、1989年5月7日に進水、1989年9月30日に当時のソ連邦海軍へ納入されました。
納入と同日に「ヴォルゴドンスキー・コムソモーレッツ」と命名されました。

B-800は、プロジェクト877LPMBと呼ばれるサブタイプに属しており、それまでの6枚羽根スクリューに代わり、7枚羽根スクリューが装備されました。
続いて建造されたロシア/旧ソ連海軍向けのプロジェクト877後期建造艦(4Bとも呼ばれる)8隻の試験艦的な役割の艦です。

就役時は黒海艦隊へ所属しており、1991年5月6日から7月5日まで地中海で戦闘勤務を実施しました。

地中海に居る間の1991年6月に北方艦隊へ転属し、そのままポリャールヌイ基地へ向かいました。

1992年4月1日から5月23日までバレンツ海及びノルウェー海で戦闘勤務を実施しました。

2002年、オーバーホールの為、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』へ回航されましたが、資金不足の為、実際には修理に着手される事はありませんでした。

2003年5月、ロシア南西部カルーガ市と後援協定を結び、「カルーガ」と改名されました。

そのまま『ズヴェズドーチカ』に係留され続けた「カルーガ」は、2010年から待望の修理及び近代化作業が開始されました。

2012年5月28日に進水しました。
[北方艦隊のキロ級潜水艦カルーガは再進水した]

2013年6月13日、最後の航海試験へ出発しました。
[キロ級潜水艦カルーガは6月13日に航海試験へ出発する]


最終航海試験は成功裏に完了し、2013年7月にロシア海軍へ引き渡されました。
[北方艦隊のキロ級潜水艦カルーガは最終航海試験を終えて艦隊へ復帰する]


2013年11月4日、遠距離航海任務を終えてポリャールヌイ基地へ戻りました。
(出航時期は公表されず)


2015年10月8日、遠距離航海任務を終えてポリャールヌイ基地へ戻りました。
(出航時期は公表されず)


そして2016年6月26日、遠距離航海任務を終えてポリャールヌイ基地へ戻ったと発表されました。
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例によって「カルーガ」が何時出航したのか、具体的には何処で何をしていたのかは公表されていませんが、おそらくは5月上旬辺りに出航し、バレンツ海での哨戒任務に就いていたのでしょう。
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