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ロシア海軍の為の第3のプロジェクト12700掃海艦の建造が始まった

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年6月27日10時55分配信
【サンクトペテルブルクでロシア連邦海軍の為の新たな掃海艦シリーズの3隻目の建造が始まった】
モスクワ、6月27日-ロシア通信社ノーボスチ

『ネヴァ川中部造船工場』は、海軍の為に建造するプロジェクト12700「アレクサンドリト」掃海艦シリーズの3隻目の船体の形成に取り掛かった。
月曜日、サンクトペテルブルク企業の広報サービスは発表した。

プロジェクト12700掃海艦のトップは、現在、海軍へ受領される前の国家受領試験の段階に在り、最初の生産艦「ゲオルギー・クルバトフ」は、2016年秋の進水が計画されている。

「ネヴァ川中部造船工場は、ロシア海軍の為に建造される対機雷防衛艦の第2の生産艦の船体外殻の充填を完了しました。
今後は、横方向及び縦方向の強化船体、隔壁、甲板の組み立て作業が行なわれます。
船体の組み立てが終了すれば、型からの抜き取りが準備されます」

声明では、こう述べられた。

対機雷防衛艦プロジェクト12700は、海軍基地周辺水域の艦にとって安全な距離で機雷を探知、破壊する為に意図されている。
艦の排水量は890トン、全長61メートル、幅10メートル、満載排水量での速力16.5ノット、乗員44名。
同プロジェクトの掃海艦は、真空注入により形成されるガラス繊維強化プラスチックの船体を有する世界最大級の艦である。


ロシア海軍新世代掃海艦プロジェクト12700「アレクサンドリト」は、船体が一体成型のガラス繊維強化プラスチックで造られており、世界最大級の非金属船体艦です。
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プロジェクト12700の1番艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2011年9月22日にサンクトペテルブルク「ネヴァ川中部造船工場」で起工され、2014年6月27日に進水しました。
[ロシア海軍の新世代掃海艦アレクサンドル・オブホフは進水した]

「アレクサンドル・オブホフ」は2015年12月25日から工場航行試験が行なわれ、現在は国家受領試験が行なわれています。
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プロジェクト12700の2番艦「ゲオルギー・クルバトフ」は、2015年4月24日に起工されました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフは起工された]

2016年5月下旬までにガラス繊維強化プラスチックの船体の形成は完了しました。
[ロシア海軍の為の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフの船体が形成される]

その後、艦内へ各種機器を設置する為、船体周辺に足場が組まれましたが、6月7日夜に火災が発生しました。
[ロシア海軍の為に建造中の新型掃海艦ゲオルギー・クルバトフで火災が発生した]


そして2016年6月27日、『ネヴァ川中部造船工場』は、プロジェクト12700の3番艦の建造作業を開始しました。
艦名は明らかにされていませんが・・・


既に計4隻のプロジェクト12700掃海艦の建造契約が締結されており、2016-2018年にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[ロシア海軍は2015-2018年に4隻の新世代掃海艦プロジェクト12700を受領する]
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