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ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の1番艦は2018年に起工される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年6月28日11時3分配信
【情報筋:2018年に最新の通常動力潜水艦プロジェクト「カリーナ」が起工される】
モスクワ、6月28日-ロシア通信社ノーボスチ

最新の通常動力潜水艦プロジェクト「カリーナ」(第5世代)は、2018年に起工される。
火曜日、ロシア通信社ノーボスチは、(ロシア)海軍の高位の情報提供者より伝えられた。

「プロジェクト"カリーナ"は、無論、我々にとっては現実的なものであり、このプロジェクトは非常に成功したものとなるでしょう。
潜水艦のトップは、2018年に起工されます」

対談者は話した。

彼によると、潜水艦の起工は、サンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』に予定されている。

現在、同社は、黒海艦隊の為の第4世代(註:正確には第3世代+)通常動力潜水艦プロジェクト636を建造している。
更に、太平洋艦隊の為に6隻の潜水艦の建造が計画されている。


ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級の設計作業は、海洋工学中央設計局「ルビーン」により進められています。
[ロシア海軍第5世代AIP潜水艦プロジェクトはカリーナと命名された]
[ロシア海軍の為の第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の予備設計作業は完了した]
[ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級は2017年から本格的な開発作業を始める]

「カリーナ」「ガマズミ属」を意味します。
「カリンカ」「カリーナ」の指小辞です。


海洋工学中央設計局「ルビーン」は、通常動力潜水艦の為の新たな非大気依存発電装置(AIP機関)-改質型燃料電池の開発も進めています。
[ロシアは新たなAIP機関の試験を終えた]
[ロシア海軍の新世代潜水艦の為のAIP機関の試験は進んでいる]

第5世代の「カリーナ」級は、この非大気依存発電装置(AIP機関)を標準装備します。

「カリーナ」級の建造は、現行の『2011-2020年までの国家軍備プログラム』では無く、その次の『2025年までの国家軍備プログラム』下で実行されます。
[ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級は『2025年までの国家軍備プログラム』により建造される]

第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級は、先ず北方艦隊及びバルト艦隊向けに建造されることになるようです。。
[ロシア海軍の第5世代通常動力潜水艦カリーナ級は北方艦隊とバルト艦隊向けに建造される]

ロシア造船業界「カリーナ」級の建造準備を進めています。
[ロシア造船業界はロシア海軍の為の第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の建造準備を始める]


以前には、「カリーナ」級の建造は2020年以降に開始されると言われていました。
[ロシア海軍の為の第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の建造は2020年以降に始まる]

しかし今回、「ロシア海軍の高位の情報提供者」(ロシア海軍総司令部で高い地位に在る士官)は、「カリーナ」級の1番艦が2018年に起工されると発言しました。

「カリーナ」級を建造するのは、ロシア海軍や外国向けの通常動力潜水艦を建造しているサンクトペテルブルク『アドミラルティ造船所』です。
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現在、『アドミラルティ造船所』では、ロシア黒海艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦(計6隻)の最後の2隻が建造されており、今年末には2隻とも就役する見込みです。
[プロジェクト06363潜水艦ヴェリキー・ノヴゴロドとコルピノは2016年11月末までにロシア海軍へ引き渡される]

続いて太平洋艦隊向けにもプロジェクト06363潜水艦を建造します。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦はサンクトペテルブルクで建造される]

この他、第4世代通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」の2番艦と3番艦も建造中であり、2018~2019年に就役します。
[最後のラーダ級潜水艦(?)クロンシュタットとヴェリーキエ・ルーキは2018-2019年にロシア海軍へ引き渡される]

その後に、第5世代通常動力潜水艦プロジェクト「カリーナ」の建造へ移行する事になるようです。
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