ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の為の非大気依存発電装置(AIP)の開発は完了した

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年6月28日12時48分配信
【ロシア連邦では第5世代潜水艦「カリーナ」の為の最新の発電装置が作成された】
モスクワ、6月28日-ロシア通信社ノーボスチ
第5世代通常動力潜水艦プロジェクト「カリーナ」の為の非大気依存発電装置の作成は完了した。
中央設計局『ルビーン』の2015年度の報告書では、こう述べられた。
以前、中央設計局『ルビーン』総取締役イーゴリ・ヴィリニトは、2016年には非大気依存発電装置の海洋試験が実施されなければならないと発言した。
「科学研究作業"カリーナ-海軍"の枠組みにおいて、通常動力潜水艦の為の非大気依存発電装置を作成する事を目的とする作業は成功裏に完了しました」
ロシア通信社ノーボスチが所有するコピー文書では、こう述べられた。
非大気依存発電装置の主な利点は、潜水艦の隠密性の増加に有る。
潜水艦は、バッテリーを充電する為に浮上する事無く水中に滞在できる。
ロシアが開発した非大気依存発電装置は、水素の生成方法において外国の同類とは根本的に異なっている。
それは潜水艦の中に高純度水素を貯蔵するのではなく、この装置により、改質装置を用いたディーゼル燃料の消費量に応じた水素の生成が提供される。
ロシアの海洋工学中央設計局『ルビーン』は、通常動力潜水艦の為の新たな非大気依存発電装置(AIP機関)の開発を進めています。
この非大気依存機関は、2011年12月初頭に陸上試験の最初の段階を終えています。
[ロシアは新たなAIP機関の試験を終えた]
その後も陸上試験は続けられました。
[ロシア海軍の新世代潜水艦の為のAIP機関の試験は進んでいる]
海洋工学中央設計局『ルビーン』によると、新たな非大気依存発電装置(AIP機関)の開発は既に完了したとの事です。
今後建造されるロシア第5世代通常動力潜水艦「カリーナ」級には、このAIP機関が搭載されます。
[ロシア海軍第5世代通常動力潜水艦カリーナ級の1番艦は2018年に起工される]
この他、ルビーン設計局は、潜水艦用のリチウムイオン電池の開発も進めています。
[ロシアは潜水艦用のリチウムイオン電池の試験に成功した]
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