ロシア海軍将来原子力空母の最終設計案は2020年以降に作成される

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2016年6月30日9時15分配信
【航空母艦「シトルム」は2020年に設計が始まる-情報筋】
モスクワ、6月30日、インタファクス

ロシア将来原子力航空母艦プロジェクト23000「シトルム」は2020年に設計が始まり、艦は2030年までに作成される。
木曜日、『インタファクス』造船業界の情報提供者より伝えられた。

「その作業は進められています。
2020年には具体化段階(設計の)へ移行します。
今日に存在する計画では、航空母艦は21世紀の30年に作成されます」
『インタファクス』
の対談相手は話した。

彼は、2020年までには航空母艦を建造する為の(企業)協力の統一ヴィジョンが形成される事を期待していると表明した。

「これは理にかなっています。
過去20年間の軍事造船のプロセスを分析すると、全ては原則に収まっています『小から大へ』
この20年間、新たな生産能力を作成し、古いものを蘇らせる必要がありました。
30年には大きな排水量の艦船の建造へ取り掛かる事を可能にする為に」

彼は付け加えた。

以前、原子力航空母艦プロジェクト23000「シトルム」は、砕氷船「アルクチカ」で運用適性の点検が行なわれる原子炉RITM-200を受け取ると伝えられた。

6月16日、サンクトペテルブルク『バルト工場-造船』社(『統合造船業営団』へ加入)では、世界最大かつ最も強力な(60メガワット)プロジェクト22220原子力砕氷船「アルクチカ」(このタイプの3隻の船のトップ)の進水式典が開催された。
契約における発注者への納入時期は2017年12月である。

砕氷船「アルクチカ」には、蒸気発生源として出力175メガワットの原子炉RITM-200を有する2基の原子力推進機関が装備されている。

プロジェクト23000E(コード名「シトルム」)は、未だ模型しか存在していない。
艦のコンセプトは、『クリロフ研究センター』『ネフスキー計画設計局』が合同で開発した。

予備データによると、艦の全長は330メートル、幅40メートル、吃水11メートル。
航空母艦の速力は30ノットに達する。


[ロシア将来航空母艦]
[ロシア海軍将来空母概念設計案・プロジェクト23000E「シトルム」]
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ロシア将来正規空母Перспективный Авианосецは、現在の所、3種類のヴァリエーションが検討されています。
重航空母艦(排水量80000-85000t、搭載機70機)
中航空母艦(排水量55000-65000t、搭載機50-55機)
軽航空母艦(排水量50000t未満)

建造費は重空母で3000億ルーブル、軽空母で1000億ルーブルと見積もられています。
[ロシアは3種類の将来航空母艦を設計している]
[ロシア国防省は3つの将来原子力空母設計案を検討している]
[ロシア将来空母の作成には約10年掛かり、費用は1000-3000億ルーブルになる]

将来正規空母の建造開始時期は、今のところは未定です。
[ロシア海軍の為の将来原子力空母の起工は2018年までの予定表には無い]

将来正規空母の艦載機は、数年後に配備予定のロシア空軍第5世代重戦闘機PAK FA(T-50)の艦上機型となり、この他に無人機も搭載されます。
[ロシア第5世代戦闘機T-50(PAK FA)の艦上戦闘機型が開発される]

将来正規空母の為の電磁カタパルトの開発作業も進められています。
[ロシア海軍将来正規空母の為の電磁カタパルトの開発は進められている]

将来正規空母アイランドは非金属複合材料製になります。
[ロシア海軍将来正規空母のアイランドは複合材料で造られる]

将来正規空母の動力に関しては、通常動力(ガスタービンなど)と原子力推進の2つのヴァージョンが検討されていますが、ロシア海軍の要求により、ほぼ原子力推進に確定しております。
[ロシア海軍将来正規空母は原子力推進となる]
[ロシア海軍将来正規空母と将来駆逐艦リデル級は同型の原子力機関を搭載する]

2016年1月下旬、ロシア海軍造船管理部長ウラジーミル・トリャピチニコフ氏は、将来正規空母の1番艦は2030年末に就役する見込みであると述べました。
更には、将来正規空母の機関が「特別な動力装置」、つまり原子力になるとも言いました。
[ロシア海軍の将来原子力空母は2030年に就役する]

将来正規空母建造の中核となるのはセヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」であり、同社は、造船設備の近代化を進めています。
[セヴェロドヴィンスク造船所は生産設備を近代化した後にロシア海軍の為の将来正規空母を建造できるようになる]
[ロシア造船業界は2019年にはロシア海軍の為の将来正規空母の建造が可能となる]

「セヴマシュ」以外の造船所(サンクトペテルブルク市の)の建造への参加も考慮されています。
[ロシアの2つの造船所はロシア海軍の為の将来正規空母を建造できる]
[サンクトペテルブルクの造船所はロシア海軍の将来原子力空母の建造に参加できる]

将来正規空母は、「2018-2025年の国家軍備プログラム」の枠組みにおいて建造が始まります。
[ロシア海軍将来正規空母の建造契約は2025年末までに締結される]

将来正規空母は、2016年6月16日にサンクトペテルブルク『バルト工場』で進水した新型原子力砕氷船「アルクチカ」と同型の原子炉RITM-200を搭載するようです。
[ロシア海軍将来原子力空母は原子炉RITM-200を搭載するかもしれない]
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今回の記事では触れられていませんが、上記のように、将来正規空母には排水量の異なる3つの設計原案が存在しています。
今回の記事は、要するに、2020年以降に実際に建造される空母の最終設計案が固められ、2030年頃には艦が完成するという事でしょう。
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