特務原潜ポドモスコヴィエとAS-15は2016年末までにロシア海軍へ復帰する

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年6月27日19時30分配信
【潜水艦母艦「ポドモスコヴィエ」と深海ステーションAS-15は今年末までに(ロシア)海軍へ復帰する】

2016年、ロシア海軍には、ロケット艦から深海ステーション搭載艦へと再建造された原子力潜水艦「ポドモスコヴィエ」と、更には原子力潜水艦「クルスク」の救助作戦へ参加した原子力ステーションAS-15が復帰しなけばならない。
両方の特殊用途艦は、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』に在る。


BS-64「ポドモスコヴィエ」と、原子力深海ステーションAS-15に対応する工場番号402号の2016年の納入についての情報は、セヴェロドヴィンスク造船所の年次報告書に記載されている。

原子力潜水艦「ポドモスコヴィエ」は1999年までプロジェクト667BDRM戦略用途ロケット水中巡洋艦だった。
その後、同艦は特殊用途潜水艦への改造が始まった。
具体的には、ミサイル区画に代わり、機器及び居住室を有する特殊区画の設置が計画された。
2012年、「ポドモスコヴィエ」原子力深海ステーションの母艦へ改造する事が確認された。
2015年、潜水艦は造船台から出渠した後に進水し、複合体の試験が実施された。

プロジェクト1910「カシャロート」AS-15は、「ポドモスコヴィエ」へ搭載する事が出来る原子力深海ステーションの1隻である。
サイト『ディープストーム』のデータによると、水中艦は魚雷兵装を搭載しておらず、世界の大洋の深海で長期作業を行なう為に意図されている。
これらには、ロボット機器、マニピュレータ、そして他の特殊複合体を装備する。
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原子力ステーションAS-15は1991年に海軍へ加入した事が知られており、2000年には原子力潜水艦「クルスク」の乗組員の救助作戦へ参加した。
AS-15の修理と近代化の為の契約は、(ロシア)国防省艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』により2005年に署名された。


プロジェクト667BDRM(デルタIV級)戦略原潜K-64は1982年12月18日に起工され、1984年3月3日に進水し、1986年12月23日にソ連海軍へ納入されました。

翌1987年2月23日に赤旗北方艦隊第3潜水艦小艦隊・第13潜水艦師団へ編入され、正式に就役しました。

1988年10月に弾道ミサイルの発射訓練を行なった後、同年11月から戦闘勤務(戦略核パトロール)に就きました。

その後、1995年まで戦闘勤務に就いていましたが、1999年からは第2カテゴリー予備役となり、セヴェロドヴィンスク市艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」へ回航され、特務原潜(小型原潜母艦)プロジェクト09787への改造工事が始まりました。
これに伴い、K-64BS-64と改称されました。

2002年以降、弾道ミサイル区画が撤去されました。
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2008年に「ポドモスコヴィエ」と命名されました。

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その後の動向は明らかにされませんでしたが、改造工事は進められ、2015年8月11日に造船台を出渠し、翌12日に進水しました。
[ロシア海軍の小型原潜母艦BS-64ポドモスコヴィエは造船台を出た]

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今回の記事によると、「ポドモスコヴィエ」は2016年末までにロシア海軍へ引き渡されるとの事です。


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プロジェクト1910「カシャロート」(NATOコード名「ユニフォーム」)原子力深海ステーションAS-15は、1983年2月23日に起工され、1988年4月29日に進水、1991年12月30日にロシア海軍へ納入されました。

2005年にセヴェロドヴィンスク艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』へ回航され、修理と近代化が始まりました。

今回の記事によると、「ポドモスコヴィエ」と同様に2016年末までにロシア海軍へ引き渡されるとの事です。

AS-15(プロジェクト1910)は、最新の原子力深海ステーション「ロシャリク」級とほぼ同サイズであり、「ポドモスコヴィエ」AS-15の母艦となるようです。
[ロシア海軍の特務原潜ロシャリクは2015年に2度の遠征を行なっていた]
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