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ロシア海軍北方艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーは1年7ヶ月に及んだ長期航海を終えて帰港した

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『タス通信』より
2016年6月30日12時41分配信
【大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」は北方艦隊の航海継続期間の記録を樹立した】
ムルマンスク、6月30日/タス通信

北方艦隊大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」は、2014年11月下旬から始まった航海の継続期間の記録を作った後、木曜日にセヴェロモルスクへ帰港した。
同艦隊の広報サービスは報道陣へ伝えた。

「大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキーの航海は、常時駐留所から離れて航海を行なった水上艦としては、北方艦隊の現代史において最長継続期間となりました」
広報サービスは強調した。

同艦の航海は2014年11月20日に始まった。
「アレクサンドル・オトラコフスキー」は、地中海ロシア海軍グループへ加わり、一度ならずシリアタルトゥースを訪れ、ロシア-中国演習『海洋協同-2015』へ参加した。
総計して大型揚陸艦は約65000海里を航行した。


ロシア北方艦隊大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」は2014年11月20日にセヴェロモルスクを出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船部隊は北東大西洋へ向かった]

地中海東部へ到着後は、黒海沿岸からシリアへの貨物輸送任務(シリア・エクスプレス)に就きました。

2015年5月中旬には、地中海東部で実施された中国海軍との合同演習『海洋協同-2015』へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2015」(2015年5月)]

2015年には10回に渡りシリアへ貨物を輸送しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の艦船は2015年に総計50万海里以上を航行した]

2016年も引き続きシリアへの貨物輸送任務へ就いていましたが、5月27日にボスポラス海峡を南下した後、6月7日にマルタ島ヴァレッタ港へ寄港しました。
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そして6月30日、1年7ヶ月ぶりに母港セヴェロモルスクへ戻ってきました。

既に「アレクサンドル・オトラコフスキー」と交代して北方艦隊大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」地中海東部へ派遣され、シリアへの輸送任務に就いています。
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