ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"はコムソモリスク・ナ・アムーレ造船所で起工された

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年7月1日11時6分配信
【新たなコルベット「リェーズキー」はアムール造船工場で起工された】
ウラジオストク、7月1日-ロシア通信社ノーボスチ

新たな艦~近海ゾーン多目的警備コルベット「リェーズキー」~の建造開始式典は金曜日にアムール造船工場で開催された。
ハバロフスク地方政府は発表した。

イベントは、この日をコムソモリスク・ナ・アムーレで迎えた同社の80周年に合わせて開催された。
工場の従業員は、艦の起工セクションへ記念板を溶接した。
「リェーズキー」は、同工場で太平洋艦隊の為に建造されるコルベットシリーズの4隻目となる。
発注者への艦の納入は2019年に予定されている。

「近年において同社は、毎年新たな艦を起工しております。
これは、工場が安定した将来を有している事を示しています。
ですが、今日において、我が国の指導者は新たな目標を設定しています。
軍事上の主題の作業のみならず、民間造船を発展させる為、漁業会社からの発注を受ける必要があります。
工場の労働者は、この課題を実行する能力がある事に疑念の余地は有りません」
ヴャチェスラフ・シポルト知事
は式典において強調した。

多目的近海ゾーン警備艦(コルベット)プロジェクト20380の排水量は2000トン、全長100メートル以上、最大速力27ノット、自立航行距離4000海里である。
同プロジェクトのコルベットは、対艦ミサイル複合体「ウラン」、高射ミサイル複合体「リドゥート」、更には潜水艦の魚雷の為の対潜複合体「パケート-NK」で武装する。

以前、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は2015年5月に進水し、コルベット「グロームキー」海軍への引き渡しは、2016年11月よりも前に実行される事は無いと伝えられた。

『アムール造船工場』極東で最大の造船所である。
『アムール造船工場』は1936年6月30日に正式に設立された。
この間に50隻以上の原子力潜水艦を含めた約270隻の艦船が建造された。


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[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]

現在、ロシア極東コムソモリスク・ナ・アムーレ市アムール造船工場では、太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベット3隻の建造が進められています。

1隻目の「ソヴェルシェーンヌイ」(2006年6月30日起工、2015年5月22日進水)は、現在、沿海地方ボリショイ・カーメニで最終艤装工事が進められています。


2隻目の「グロームキー」(2012年4月20日起工)は2016年末以降にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[最新鋭コルベット"グロームキー"は2016年11月までにロシア海軍太平洋艦隊へ引き渡される]

3隻目の「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は2015年7月22日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト20380コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はコムソモリスク・ナ・アムーレで起工された]


そして2016年7月1日、4隻目の「リェーズキー」が起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"は2016年7月1日に起工される]
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プロジェクト20380コルベットは、太平洋艦隊向けに6隻の建造が計画されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為に6隻の新型コルベットが建造される]


ロシア海軍新世代コルベット「ステレグーシチー」シリーズ(プロジェクト20380/20385)は、計12隻が起工され(20380が10隻、20385が2隻)、このうち4隻が海軍へ引き渡されています。

20380/20385は、サンクトペテルブルク北方造船所(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)コムソモリスク・ナ・アムーレアムール造船工場で建造されています。

[「北方造船所」建造艦]
「ステレグーシチー」Стерегущий(プロジェクト20380、建造番号1001)
2001年12月21日起工/2006年5月16日進水/2007年11月14日納入/2008年2月27日就役(艦番号530)
バルト艦隊に配備

「ソーブラジテルヌイ」Сообразительный(プロジェクト20380、建造番号1002)
2003年5月20日起工/2010年3月31日進水/2011年10月14日納入・就役(艦番号531)
バルト艦隊に配備

「ボイキー」Бойкий(プロジェクト20380、建造番号1003)
2005年5月27日起工/2011年4月15日進水/2013年5月16日納入・就役(艦番号532)
バルト艦隊に配備

「ストイーキー」Стойкий(プロジェクト20380、建造番号1004)
2006年11月10日起工/2012年5月30日進水/2014年7月18日納入/2014年7月27日就役(艦番号545)
バルト艦隊に配備

「グレミャーシチー」Гремящий(プロジェクト20385、建造番号1005)
2012年2月1日起工/2017年就役予定

「プロヴォールヌイ」Проворный(プロジェクト20385、建造番号1006)
2013年7月25日起工/2018年就役予定

「リェチーヴイ」Ретивый(プロジェクト20380、建造番号1007)
2015年2月20日起工/2018年就役予定

「ストローギー」Строгий(プロジェクト20380、建造番号1008)
2015年2月20日起工/2018年就役予定

[「アムール造船工場」建造艦]
「ソヴェルシェーンヌイ」Совершенный(プロジェクト20380、建造番号2101)
2006年6月30日起工/2015年5月22日進水/2016年就役予定
太平洋艦隊に配備予定

「グロームキー」Громкий(プロジェクト20380、建造番号2102)
2012年4月20日起工/2016年末以降就役予定
太平洋艦隊に配備予定

「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」Герой Российской Федерации Алдар Цыденжапов(プロジェクト20380、建造番号2103)
2015年7月22日起工/2017-2018年就役予定
太平洋艦隊に配備予定

「リェーズキー」Резкий(プロジェクト20380、建造番号2104)
2016年7月1日起工/2019年就役予定
太平洋艦隊に配備予定


なお、極東のアムール造船工場プロジェクト20380コルベットを建造した場合、サンクトペテルブルク「北方造船所」で建造するよりも価格が30パーセントほど高くなります。
(アムール造船工場建造艦は130億ルーブル、「北方造船所」建造艦は100億ルーブル)

これには、各種コンポーネントの輸送費用(物によってはロシア西方から極東まで船で運ぶ必要がある)、電気料金が割高などの要因があります。


今後は、更なる改良発展型であるプロジェクト20386の建造が計画されています。
[ロシア海軍の将来コルベット・プロジェクト20386]
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