ロシア海軍バルト艦隊の最新コルベット2隻は北海から戻ってきた


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2016年7月5日16時31分配信
【バルト艦隊の2隻のコルベットは遠洋航海から戻ってきた】
本日(7月5日)、バルト艦隊のコルベット「ボイキー」と「ストイーキー」は北海での任務遂行後にバルチースクへ帰港した。
コルベットは、15日以上に渡る航海を行なった。
この間に彼等は2000海里以上を航行した。
航海期間中に艦の乗組員は10回の戦闘演習任務を遂行し、その中には、対空・対潜防衛演習、艦内演習・訓練があった。
艦の歓迎式典には、バルト艦隊司令部、バルチースク市庁の代表、艦隊の退役将兵、更にはバルト艦隊船員の家族や親類が出席した。
艦隊司令部の代表は、与えられた任務を成功裏に果たした将兵を祝福し、軍事船員へ戦闘訓練での新たな成功を望んだ。
航海から戻ってきた艦は、機器の修理と必要な物資を補充した後、次に予定される任務を遂行する準備が整う。
航海において優秀と認められた将兵には艦隊司令部から貴重品を贈られた。
プロジェクト20380コルベットの3番艦「ボイキー」(532)は2005年5月27日に起工され、2011年4月15日に進水し、2013年5月16日に就役しました。
[コルベット「ボイキー」はロシア海軍へ就役した]
4番艦「ストイーキー」(545)は2006年11月10日に起工され、2012年5月30日に進水し、2014年7月18日に海軍へ納入されました。
(正式な就役式典となる聖アンドレイ旗初掲揚式典は2014年7月27日に開催)
[コルベット「ストイーキー」は2ヶ月遅れでロシア海軍へ引き渡された]
2隻ともバルト艦隊へ配備され、カリーニングラード州のバルチースクに駐留しています。
この2隻は就役以来、バルト海で度々演習を行なっていますが、バルト海の外へ出た事は有りませんでした。
幾つか例を挙げると、2015年4月17日には同型艦が4隻揃って演習へ参加しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のプロジェクト20380コルベットは4隻揃って演習に参加した]
2015年9月16日には対艦ミサイル「ウラン」を発射しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の3隻の最新コルベットは対艦ミサイルを同時に発射した]
2016年4月には、修理を終えた警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」のモニタリング役として「ボイキー」が演習へ参加しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはコルベット"ボイキー"と共に砲撃訓練を行なった]
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはコルベット"ボイキー"と共に対潜戦闘訓練を行なった]

そして今回、コルベット「ボイキー」と「ストイーキー」は、就役以来初めてバルト海を出て北海へ進出し、約2週間ほど同海域に滞在して各種演習を行なった後、7月5日に帰港しました。
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