デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは修理の為、セヴェロドヴィンスクへ到着した
2011年12月末、ムルマンスク近郊ロスリャコヴォ村の浮きドックで修理中に火災事故で損傷したロシア海軍北方艦隊所属の原子力戦略任務水中巡洋艦K-84「エカテリンブルク」(プロジェクト667BDRM、デルタIV級)は、修理の為、6月22日にセヴェロドヴィンスク市へ入港しました。
セヴェロドヴィンスクへ入港する「エカテリンブルク」(2012年6月22日)



『中央海軍ポータル(フロートコム)』より。
【原子力潜水艦「エカテリンブルク」は修理の為に造船所へ到着した】
2012年6月25日
2011年末に大規模な火災が発生した原子力潜水艦「エカテリンブルク」は、6月22日金曜日、修理の為にセヴェロドヴィンスクへ到着した。
『インタファクス』は報じた。
原子力潜水艦「エカテリンブルク」に関する作業は、艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」で行なわれる。
同社の代理人によると、 「ズヴェズドーチカ」の専門技術者は、最初に、原子力潜水艦のシステムの検査及び障害検出を行なう。
その後、同艦の機器準備状態の復元が開始される。
とりわけ、火災時に損傷した水中音響探知ステーションの修理が予定される。
修理作業は、2014年の完了が見込まれている。
その後、原子力潜水艦の就役期間は2019年まで延長される。
原子力潜水艦「エカテリンブルク」の火災は、ムルマンスク地域の工場で計画修理を受けていた2011年12月末に発生した。
火災は、約20時間後に鎮火され、9名が負傷した。
原子力潜水艦「エカテリンブルク」の火災という事実は、2つの刑事事件を提起する。
それはロシア刑法第3部の第286条(重大な結果を伴う過剰な権力の濫用)及び刑法第347条(過失による軍事的財産の破壊並びに損傷)である。
『ロシア連邦副首相ドミトリー・ロゴージンのツイッター』
【2012年6月25日17時24分】
原子力潜水艦「エカテリンブルク」は、修理の為、セヴェロドヴィンスクに到着した。
修復されるよ。それは新品同様になる。多分、ちょうど2年で海軍へ復帰するよ。
【2012年6月25日17時34分】
@ shwidenko あんた、混乱してるの?
この艦の就役期間は、更に5年間延長されるよ。
その間に、僕達は新たな「必要な量の戦略」を構築するから。
戦略原子力潜水艦K-84「エカテリンブルク」の火災事故は、2011年12月29日16時20分(モスクワ時間)に発生しました。
12月30日1時40分、火災は沈静化されました。
[ロシア海軍戦略原潜「エカテリンブルク」で火災]
[ロシア原潜「エカテリンブルク」火災事故・続報]
[戦略原潜「エカテリンブルク」は修理後に復帰する]
この火災により、「エカテリンブルク」は、艦首の水中音響探知ステーション(スカート-BDRM)が損傷しました。

その修理を行なう為、セヴェロドヴィンスク市の艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」に到着したという事です。
艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」

[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理費用は減少する]
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理は2012年末に開始される]
北方艦隊の667BDRM戦略原潜6隻は、1990年代末以降より「ズヴェズドーチカ」で第1次近代化改装を行ない、寿命を延長しました。
K-51「ヴェルホトゥリエ」:1999年近代化完了
K-84「エカテリンブルク」:2003年近代化完了
K-114「トゥーラ」:2006年近代化完了
K-117「ブリャンスク」:2008年近代化完了
K-18「カレリア」:2010年近代化完了
K-407「ノヴォモスコフスク」:2012年近代化完了予定
一巡したので、また「ヴェルホトゥリエ」から第2次近代化に着手されています。
[デルタIV級戦略原潜ヴェルホトゥリエは造船台を出た]
「ヴェルホトゥリエ」の次は「エカテリンブルク」の番になるので、火災の損傷修理と一緒に第2次近代化も合わせて行なおうというわけです。
ロシア海軍の667BDRM戦略原潜6隻は、寿命を35年に延長し、2020年代まで現役に留まります。
[全てのデルタIV級戦略原潜は寿命を35年に延長する]
現在、667BDRM戦略原潜は潜水艦発射弾道ミサイルR-29RMU2「シネーワ」を装備していますが、今後は改良型のR-29RMU2.1「ライネル」が装備されます。
[ロシア海軍のデルタIV及びデルタIII級原潜は「ライネル」を装備する]
セヴェロドヴィンスクへ入港する「エカテリンブルク」(2012年6月22日)



『中央海軍ポータル(フロートコム)』より。
【原子力潜水艦「エカテリンブルク」は修理の為に造船所へ到着した】
2012年6月25日
2011年末に大規模な火災が発生した原子力潜水艦「エカテリンブルク」は、6月22日金曜日、修理の為にセヴェロドヴィンスクへ到着した。
『インタファクス』は報じた。
原子力潜水艦「エカテリンブルク」に関する作業は、艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」で行なわれる。
同社の代理人によると、 「ズヴェズドーチカ」の専門技術者は、最初に、原子力潜水艦のシステムの検査及び障害検出を行なう。
その後、同艦の機器準備状態の復元が開始される。
とりわけ、火災時に損傷した水中音響探知ステーションの修理が予定される。
修理作業は、2014年の完了が見込まれている。
その後、原子力潜水艦の就役期間は2019年まで延長される。
原子力潜水艦「エカテリンブルク」の火災は、ムルマンスク地域の工場で計画修理を受けていた2011年12月末に発生した。
火災は、約20時間後に鎮火され、9名が負傷した。
原子力潜水艦「エカテリンブルク」の火災という事実は、2つの刑事事件を提起する。
それはロシア刑法第3部の第286条(重大な結果を伴う過剰な権力の濫用)及び刑法第347条(過失による軍事的財産の破壊並びに損傷)である。
『ロシア連邦副首相ドミトリー・ロゴージンのツイッター』
【2012年6月25日17時24分】
原子力潜水艦「エカテリンブルク」は、修理の為、セヴェロドヴィンスクに到着した。
修復されるよ。それは新品同様になる。多分、ちょうど2年で海軍へ復帰するよ。
【2012年6月25日17時34分】
@ shwidenko あんた、混乱してるの?
この艦の就役期間は、更に5年間延長されるよ。
その間に、僕達は新たな「必要な量の戦略」を構築するから。
戦略原子力潜水艦K-84「エカテリンブルク」の火災事故は、2011年12月29日16時20分(モスクワ時間)に発生しました。
12月30日1時40分、火災は沈静化されました。
[ロシア海軍戦略原潜「エカテリンブルク」で火災]
[ロシア原潜「エカテリンブルク」火災事故・続報]
[戦略原潜「エカテリンブルク」は修理後に復帰する]
この火災により、「エカテリンブルク」は、艦首の水中音響探知ステーション(スカート-BDRM)が損傷しました。

その修理を行なう為、セヴェロドヴィンスク市の艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」に到着したという事です。
艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」

[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理費用は減少する]
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理は2012年末に開始される]
北方艦隊の667BDRM戦略原潜6隻は、1990年代末以降より「ズヴェズドーチカ」で第1次近代化改装を行ない、寿命を延長しました。
K-51「ヴェルホトゥリエ」:1999年近代化完了
K-84「エカテリンブルク」:2003年近代化完了
K-114「トゥーラ」:2006年近代化完了
K-117「ブリャンスク」:2008年近代化完了
K-18「カレリア」:2010年近代化完了
K-407「ノヴォモスコフスク」:2012年近代化完了予定
一巡したので、また「ヴェルホトゥリエ」から第2次近代化に着手されています。
[デルタIV級戦略原潜ヴェルホトゥリエは造船台を出た]
「ヴェルホトゥリエ」の次は「エカテリンブルク」の番になるので、火災の損傷修理と一緒に第2次近代化も合わせて行なおうというわけです。
ロシア海軍の667BDRM戦略原潜6隻は、寿命を35年に延長し、2020年代まで現役に留まります。
[全てのデルタIV級戦略原潜は寿命を35年に延長する]
現在、667BDRM戦略原潜は潜水艦発射弾道ミサイルR-29RMU2「シネーワ」を装備していますが、今後は改良型のR-29RMU2.1「ライネル」が装備されます。
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