ロシア海軍航空隊は100周年を迎えた

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年7月17日5時8分配信
【ロシア海軍総司令官は海軍航空隊100周年の艦隊飛行士を祝福した】
モスクワ、7月17日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍総司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将は、電報でロシア連邦海軍海洋航空隊100周年を迎えた海洋飛行士を祝福し、今日において艦載航空隊の戦闘編制と能力は拡大している事を指摘した。
ロシア連邦国防省下の海軍広報サービス・情報管理部の代表イーゴリ・ディガロ1等海佐は発表した。

7月17日、ロシア海軍海洋航空隊100周年の祝賀行事は、北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊、カスピ小艦隊、更には海軍航空隊訓練センターで開催される。

「現在、艦載航空隊の戦闘編制と能力は拡大しており、潜水艦を撃破する為の新たな航空機が開発され新世代の水陸両用航空機の作成作業が行なわれ艦載ヘリコプターKa-31の試験運用が実施されています
ディガロ
は海軍総司令官の電文を引用した。

電文で指摘されたように、更に、サキ市で艦載飛行士の訓練が再開されエイスク戦闘応用・飛行再訓練センターでは海軍航空隊の新たな機器のマスターと乗員の訓練が行なわれている。
更に、新たな航空機MiG-29Kへ習熟し、これらの機体の為の乗員の集中的な訓練が行なわれている。
海洋飛行士は積極的に空~南緯度から北極圏まで~での戦闘訓練活動へ取り組んでいる事が報告された。

プロジェクト1135.6フリゲート及び新世代コルベットの甲板での艦載ヘリコプターの飛行は滞りなくマスターされています。
襲撃機航空隊の改編は進められています。
軍備として在籍する航空機を大幅に改善する技術的準備状態の回復作業が行なわれています。
海洋飛行士の前に置かれた任務は、停滞する事無く達成されます」

海軍総司令官は電報で述べた。

彼は、海軍海洋航空隊の全ての要員と退役将兵の為の専門の祭日を祝福し、彼等に艦隊での確実な健康と平穏、家庭での暖かさと愛、仕事の成功を望んだ。


7月17日は「ロシア海軍航空隊の日」です。

第1次世界大戦中の1916年7月17日、バルト艦隊航空母船「オルリツァ」の4機の水上飛行機M-9バルト海上空で4機のドイツ機と交戦し、勝利を収めた事を記念し、この日をが「海軍航空隊の日」となりました。


記事中で触れられているように、北方艦隊「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」艦上戦闘機Su-33は、2016年4月下旬から6月下旬までクリミア半島サキ市艦上航空隊訓練施設「ニートカ」で訓練を行ないました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカでの発着訓練を完了した]

この他、クラスノダール地方エイスクへ建設中の新ニートカでは、艦上戦闘機MiG-29K/KUB(2015年末までに24機が納入)を装備する第100独立艦上戦闘機航空連隊(2015年末に創設)の錬成訓練が進められています。
[ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将はエイスクのロシア海軍飛行訓練センター(新ニートカ)を視察した]
[MiG-29K/KUBで編成されたロシア海軍の新たな艦上戦闘機航空連隊は本格的な戦闘訓練飛行を始めた]

7月1日以降は重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」での艦上戦闘機の飛行訓練も行われています。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機の発着艦訓練が始まった]

「アドミラル・クズネツォフ」は、今年(2016年)秋に地中海東部への遠征が計画されており、現在、その為の準備が進められています。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは地中海遠征の準備を行なっている]
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは2016年秋に新たな艦上戦闘機と共に地中海東部へ行く]

地中海東部へ進出した「アドミラル・クズネツォフ」は、シリア領内のISIL(イラク・レバントのイスラム国)への空爆作戦へ参加します。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフは2016年10月から2017年1月までISIL(イラク・レバントのイスラム国)への空爆作戦へ参加する]

「アドミラル・クズネツォフ」には新開発の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kも搭載されます。
[ロシア海軍の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kカトランは空母アドミラル・クズネツォフへ搭載される]


ロシア海軍航空隊は、新たな多用途戦闘機Su-30SMの導入を進めており、先ず初めに黒海艦隊への配備が進められています。
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊の前線爆撃機Su-24は2020年までに多用途戦闘機Su-30SMで代替される]

現用の対潜哨戒機Il-38も近代化改修されます。
[ロシア海軍航空隊は2020年までに計28機の近代化された対潜哨戒機Il-38Nを受領する]

長距離哨戒機Tu-142M3艦載対潜ヘリコプターKa-27も近代化改修されます。
[ロシア海軍航空隊の長距離対潜哨戒機Tu-142及び対潜ヘリコプターKa-27は2020年までに全機が近代化される]

対潜哨戒機Il-38の後継機も開発されます。
[ロシア海軍航空隊の対潜哨戒機Il-38と電子偵察機Il-20の後継となる統一プラットフォームは2020年に初飛行する]

この他、現用の水陸両用機Be-12の後継機も導入されます。
[ロシア海軍は2020年までに水陸両用機Be-200の対潜機型を調達する]

記事中では、艦上警戒ヘリコプターKa-31が試験運用を行なっていると記されていますが、Ka-31は1995年に制式採用されているものの、長い間ロシア海軍には2機の試作機しか無く、2013年末にようやく「量産機」が引き渡されています。
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[ロシア海軍の為の早期警戒ヘリKa-31が発注される]
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