ロシア海軍航空隊へ戦闘輸送ヘリコプターKa-29が復活する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年7月17日17時21分配信
【(ロシア)海軍航空隊司令官は100周年を迎えた海軍航空隊の飛行士を祝福した】
モスクワ、7月17日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア連邦海軍海洋航空隊司令官でロシア英雄のイーゴリ・コジン少将は、海軍海洋航空隊100周年とエイスク戦闘応用・飛行再訓練センター設立35周年を迎えた海洋飛行士を祝福した。
ロシア連邦国防省広報サービスは発表した。

「海洋飛行士は今日、遠海及び大洋ゾーンの艦船グループを構成する戦闘艦の艦上において、最大限の献身を以て与えられた任務を遂行しており、北方艦隊、太平洋艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊の作戦担当ゾーンにおいて戦闘技量を向上させ、新たな機器及び兵装を迅速にマスターしています」
コジン
は話した。

彼は更に、海洋飛行士は、複合体「ノヴェッラ」を有する近代化された航空機Il-38Nを滞りなくマスターし、運用を始めている事を指摘した。

「艦載輸送戦闘ヘリコプターKa-29の乗員の訓練が再開され、今年末までに、この機体の乗員を約15組用意する計画です」
コジン
は海洋飛行士を前にしたスピーチで付け加えた。

コジンによると、海軍海洋航空隊の総合的な戦闘力は前年よりも15パーセント増加しており「この傾向は、海軍全般の更新に応じて継続されます」


7月17日は「ロシア海軍航空隊の日」です。

第1次世界大戦中の1916年7月17日、バルト艦隊航空母船「オルリツァ」の4機の水上飛行機M-9バルト海上空で4機のドイツ機と交戦し、勝利を収めた事を記念し、この日をが「海軍航空隊の日」となりました。

今年(2016年)の7月17日は、ロシア海軍航空隊100周年の記念日となりました。
[ロシア海軍航空隊は100周年を迎えた]


記事中で触れられていますが、ロシア海軍航空隊の現用の対潜哨戒機Il-38は近代化改修されてIl-38Nへアップグレードされます。
[ロシア海軍航空隊は2020年までに計28機の近代化された対潜哨戒機Il-38Nを受領する]

クラスノダール地方エイスクに在る戦闘応用・飛行再訓練センター(新ニートカを含む)では、ロシア海軍へ新たに導入される機体への習熟訓練が行われています。
[ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将はエイスクのロシア海軍飛行訓練センター(新ニートカ)を視察した]


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そして今回、ロシア海軍航空隊司令官イーゴリ・コジン少将は、今年末までに戦闘輸送ヘリコプターKa-29の乗員が15組ほど用意される事を明らかにしました。

Ka-29はプロトタイプKa-252TBが1976年に初飛行した後、1984年から1991年までにクメルタウ工場で59機が生産されました。

ソ連邦時代には、プロジェクト1174大型揚陸艦へ搭載されていましたが、1990年代以降に1174が退役した為、搭載艦が無くなり、殆どが予備役として保管されました。

現在、ロシア海軍が保有するKa-29は28機ですが、稼働状態に在るのは一部の機体のみです。

しかし、今年末までには、Ka-29を搭載する新たな大型揚陸艦「イワン・グレン」が就役し、2番艦も2018年に就役する為、これらの艦への搭載用として、ある程度の機数を用意する必要が出てきました。
[ロシア海軍の最新鋭揚陸艦イワン・グレンは航海試験の為に出航した]

更にKa-29は、将来に建造される汎用揚陸艦にも搭載されることになります。
[ロシア海軍の為の新たな汎用大型揚陸艦は『2018-2025年の国家軍備プログラム』において建造される]

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