ロシア海軍の為の第6のヤーセン級原子力水中巡洋艦ペルミはセヴェロドヴィンスクで起工された

『タス通信』より
2016年7月29日12時25分配信
【第6のプロジェクト「ヤーセン」原子力潜水艦はセヴマシュで起工される】
セヴェロドヴィンスク、7月29日/タス通信
「ペルミ」の名を受けた「ヤーセン」型多目的原子力潜水艦はセヴェロドヴィンスク造船工場『セヴマシュ』で起工される。
タス通信特派員は現地より伝えた。
このクラスの第6の潜水艦の起工式典は、今年7月31日に祝われる「ロシア海軍の日」に合わせられた。
これには、ロシア連邦海軍副総司令官ヴィクトール・ブルスク中将、『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ、設計局『マラヒート』のトップ、ウラジーミル・ドロフェーエフ、『セヴマシュ』総取締役ミハイル・ブドニチェンコが出席する。
艦の名前と「誕生」日が記された起工板が潜水艦のセクションの1つに取り付けられる。
原子力潜水艦「ペルミ」は、近代化された多目的潜水艦プロジェクト「ヤーセン-M」系列の5隻目であり、サンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』により設計された。
プロジェクト885シリーズ水中巡洋艦の1隻目「セヴェロドヴィンスク」は2014年6月17日にロシア連邦海軍へ引き渡され、2016年春まで試験運用を実施した。
多目的原子力潜水艦「カザン」、「ノヴォシビルスク」、「クラスノヤルスク」、「アルハンゲリスク」は改善されたプロジェクト「ヤーセン-M」の下に建造されている。
『タス通信』より
2016年7月29日13時1分配信
【ロシア連邦海軍は、2022年に原子力潜水艦「ペルミ」の受領を見込んでいる】
セヴェロドヴィンスク、7月29日/タス通信
ロシア連邦海軍は、2022年に「ペルミ」の名を受けた第6のプロジェクト「ヤーセン」原子力潜水艦の受領を見込んでいる。
ロシア連邦海軍副総司令官(軍備担当)ヴィクトール・ブルスクは述べた。
「全てのスケジュールに従えば、2022年に」
彼は、この問題に沿った質問に答え、こう話した。
多目的原子力潜水艦「ペルミ」は、7月29日にセヴェロドヴィンスク造船工場『セヴマシュ』で起工された。
原子力潜水艦「ペルミ」は、近代化された多目的潜水艦プロジェクト「ヤーセン-M」系列の5隻目であり、サンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』により設計された。
プロジェクト885シリーズ水中巡洋艦の1隻目「セヴェロドヴィンスク」は2014年6月17日にロシア連邦海軍へ引き渡され、2016年春まで試験運用を実施した。
多目的原子力潜水艦「カザン」、「ノヴォシビルスク」、「クラスノヤルスク」、「アルハンゲリスク」は改善されたプロジェクト「ヤーセン-M」の下に建造されている。
[新世代多用途原潜ヤーセン級(旧ブログ)]
[新世代多用途原潜ヤーセン級]

プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦は、これまでに5隻がセヴェロドヴィンスク市の「セヴマシュ」で起工され、このうち1隻が就役済みです。
1番艦K-560「セヴェロドヴィンスク」は1993年12月21日に起工され、2010年6月15日に進水、2013年12月30日に竣工、2014年6月17日に就役し、北方艦隊の第11対空母原潜師団へ編入されました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクに聖アンドレイ旗は揚がった]
就役後も各種試験と慣熟訓練に従事していましたが、2016年3月までに終了しました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクは戦闘演習の為に出航する]
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なった]
[ロシア海軍最新鋭原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスクはバレンツ海から巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
2番艦「カザン」からは改良型のプロジェクト885Mとなり、2009年7月24日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2018年に予定されています。
[新世代多用途原潜カザンと戦略原潜クニャージ・ウラジーミルは2018年にロシア海軍へ引き渡される]
3番艦(改「ヤーセン」級としては2隻目)「ノヴォシビルスク」は2013年7月26日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2019年に予定されています。
[ヤーセン級多用途原潜3番艦ノヴォシビルスクは起工された]
4番艦(改「ヤーセン」級としては3隻目)「クラスノヤルスク」は、2014年7月27日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2020年に予定されています。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]
5番艦(改「ヤーセン」級としては4隻目)「アルハンゲリスク」は、2015年3月19日に起工されました。
ロシア海軍への引き渡しは2021年に予定されています。
[ロシア海軍の為のヤーセン級多用途原潜5番艦アルハンゲリスクは起工された]
そして2016年7月29日、「ヤーセン」原子力水中巡洋艦6番艦(改「ヤーセン」級としては5隻目)「ペルミ」が起工されました。
[ロシア海軍の為のヤーセン級原子力水中巡洋艦ペルミは2016年7月29日に起工される]

「ペルミ」は2022年にロシア海軍へ引き渡される予定です。

先代の「ペルミ」はプロジェクト671RTMK(NATOコード名「ヴィクターIII」)巡洋潜水艦K-292として1987年12月5日に就役し、1992年7月3日からは原子力大型潜水艦B-292と改称され、2002年に「ペルミ」と命名されました。
しかし、2005年頃には除籍され、2007年~2008年に解体されました。
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