ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦アドミラル・マカロフの航行試験が始まった


『タス通信』より
2016年7月29日14時49分配信
【警備艦「アドミラル・マカロフ」は航行試験の枠組みにおいて初めて出航した】
カリーニングラード、7月29日/タス通信特派員ウラジーミル・ヌヤクシェフ
本日(7月29日)、プロジェクト11356警備艦シリーズの第3の警備艦「アドミラル・マカロフ」は、工場航行試験の枠組みにおいて初めてバルト海へ出航した。
タス通信は造船所の広報サービス代表タマーラ・カダノワより伝えられた。
「本日、バルチースクに滞在していたアドミラル・マカロフは、工場航行試験プログラムの課題を遂行する為、初めてバルト海への航海へと向かいました」
彼女は話した。
対談者は、艦の乗組員と試験実施チームが総合システム及び装置、主動力装置、無線、航法機器の試験を実施すると説明した。
土曜日・7月30日夕方、「アドミラル・マカロフ」はバルチースクへの帰港が計画されており、バルト艦隊主要基地の船員と共に、今年7月31日に祝われる「ロシア海軍の日」を迎える。
「アドミラル・マカロフ」は、カリーニングラードの沿バルト造船工場『ヤンターリ』で2012年2月29日に起工され、2015年9月2日に進水した。
海軍への引き渡しは、今年の第3クオーター(7月~9月)に実施されなければならない。
この造船工場はロシア連邦国防省の発注の下でプロジェクト11356艦シリーズを建造している。
同プロジェクト警備艦のトップ「アドミラル・グリゴロヴィチ」は2016年3月11日に発注者へ引き渡され、黒海艦隊へ補充された。
2番艦「アドミラル・エッセン」は今年6月7日に黒海艦隊へ加わった。
このシリーズの艦には、ミサイル複合体「カリブル-NK」、高射ミサイル複合体「シチーリ-1」、口径100mmのA-190砲、魚雷及び対潜兵器が装備されている。
また、各艦にはヘリコプターが搭載される。
[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]
プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦「アドミラル・マカロフ」は、2012年2月29日にカリーニングラードの『ヤンターリ』造船所で起工されました。
[改タルワー級フリゲート「アドミラル・マカロフ」起工]
それから3年半後の2015年9月2日に進水しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の新型警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフは進水した]
2016年4月1日、造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の新型警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフの係留試験が始まった]
2016年7月9日に『ヤンターリ』造船所からバルチースク海軍基地へ移動しました。

そして7月29日、工場航行試験が開始されました。
「アドミラル・マカロフ」は、2016年秋頃にロシア海軍へ引き渡される予定です。
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