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ロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュはタイへ向かった

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『タス通信』より
2016年8月18日4時45分配信
【太平洋艦隊の病院船「イルティシュ」はASEANの演習へ参加する為にバンコクへ向かった】
ウラジオストク、8月18日/タス通信特派員マリーナ・シャチロワ

太平洋艦隊病院船「イルティシュ」は、ASEAN(東南アジア諸国連合)が参加する国際演習へ参加する為、木曜日にウラジオストクからバンコク(タイ)へ向かった。
タス通信は、東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフ2等海佐より伝えられた。

「太平洋艦隊病院船イルティシュはASEAN諸国の人道へ指向される国際演習へ参加する為に出航し、バンコク港(タイ王国)への移動を開始しました。
合同演習『ADMMプラス』は、2016年9月1日から11日まで、南シナ海のチョンブリ-及びサイアム湾海域で実施されます」

艦隊の代理人は伝えた。

彼によると、演習中に自然災害時の援助活動への取り組みが行なわれる。
「イルティシュ」は重傷者を受け入れる為の病室が配置され、艦隊の医療チームは援助を提供し、海上条件下での活動を実施する。
仮想被災者は、艦載ヘリコプターK-27PS及び高速艇により送られる。

プロジェクト320病院船「イルティシュ」は、沿岸および海上での負傷者及び病人を受け入れる事が出来る。
船内には、患者100名分のベッドが在り、緊急時には450名を受け入れる。
更に200名分のリハビリテーション用のベッドが在る。
航海へ行く前に同船は近代化が実施され、医療機器は最新のものとなった。


プロジェクト320病院船「イルティシュ」は、ポーランドシュチェチン造船所で1988年11月25日に起工され、1989年7月6日に進水し、1990年7月31日に竣工し、1990年8月10日にソ連海軍へ就役しました。
就役後は太平洋艦隊へ配備されました。

2013年秋からナホトカ艦船修理工場で近代化改装が行なわれました。
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[ロシア海軍のオビ級病院船は復帰する]

近代化改装終了後、2016年5月にはクリル諸島マトゥア島(松輪島)の調査へ参加しました。
[クリル諸島のマトゥア島でロシア海軍太平洋艦隊の基地建設の為の調査が進められている]

その後、2016年8月18日、ASEAN諸国の国際演習『ADMMプラス』へ参加する為、ウラジオストクを出航してタイバンコクへ向かいました。
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