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ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の試験は今年秋から開始される

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『中央海軍ポータル(フロートコム)』より。
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の試験は秋に開始される】
2012年6月26日

プロジェクト22350フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の試験は2012年秋に開始される。
6月26日火曜日、同プロジェクトシリーズの計画局である株式会社「北方計画設計局」総取締役ウラジーミル・イリイチ・スピリドプロは、『中央海軍ポータル』特派員に伝えた。

「2012年秋、株式会社"造船工場セーヴェルナヤ・ヴェルフィ"において建造されているアドミラル・ゴルシコフ、フリゲートの試験が開始されます」
株式会社「造船商会アルマーズ」において行なわれたロシア連邦保安庁の境界線上勤務の為の国家境界線警備艦「ブリリアーント」の引き渡し-受領の署名の際、ウラジーミル・スピリドプロ氏は、『中央海軍ポータル』特派員に伝えた。

ウラジーミル・スピリドプロ氏によれば、セーヴェルナヤ・ヴェルフィにおいて、まず手始めに同艦の係留試験が、そしてその後、航海試験が行なわれる。

以前、海軍総司令部は、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」が2012年に海軍の一員となる計画であると発表した事が想い起される。
ロシア海軍へのフリゲートの引き渡しは、既に2011年から延期されている。

フリゲート「アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ」は、2006年にセーヴェルナヤ・ヴェルフィで起工された。
2010年11月29日、サンクト-ペテルブルクで進水した。

軍艦プロジェクト22350は、近海及び遠海、そして大洋ゾーンにおける戦闘行動の為に設計されている。
フリゲートの排水量は約4500トン、最大長-130メートル以上、最大幅-16メートル以上、航続距離-4000海里以上、耐航性に制限は無い。
フリゲート艦上には、常時ヘリコプターが駐留する。

同艦は、海軍の卓越した指導者及び理論家でもあり、その指導下においてソヴィエトの大洋ミサイル核艦隊を創り上げたソヴィエト連邦海軍元帥セルゲイ・ゲオルギエヴィチ・ゴルシコフに因んで命名された。
彼の指揮下にあったソヴィエト連邦海軍の1000隻以上の戦闘艦艇は、国家の外交政策における重要な道具となった。


[建造中の大型警備艦"ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ"近影(2012年5月)]

プロジェクト22350大型警備艦(フリゲート)の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、2006年2月1日に起工され、2010年10月28日に進水しました。

「アドミラル・ゴルシコフ」に装備される新型高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」は、今年末までに海洋試験を終える予定です。
[新世代艦載防空複合体ポリメント-リドゥートの試験は2012年末までに完了する]

「アドミラル・ゴルシコフ」には、各種の新開発の艦載兵器が搭載されます。
[新世代の艦対空ミサイルシステム3K96「リドゥート」]
[汎用ミサイル垂直発射機3R-14UKSK]
[A-192-5P-10 130mm砲]
[新型CIWS「パラシ」]


最新情報によると、大型警備艦「ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ」は、2013年11月にロシア海軍へ納入される予定です。

『中央海軍ポータル(フロートコム)』より。
【「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、5月にプロジェクト20380コルベットの3番目のシリーズ艦「ストイーキー」 を進水させる】
2012年4月2日配信


ロシア連邦「2011-2020年の国家軍備プログラム」によると、「アドミラル・ゴルシコフ」型フリゲートは2020年までに8隻が調達される計画です。
[2011-2020年のロシア兵器プログラムにおけるロシア海軍の艦艇調達数]

[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲートの建造計画]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]
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