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ロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュはASEANの国際演習へ参加する為にタイのバンコクへ到着した

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2016年9月1日2時33分配信
【太平洋艦隊の病院船「イルティシュ」は国際演習へ参加する為にタイへ到着した】
ウラジオストク、9月1日、インタファクス-極東

太平洋艦隊病院船「イルティシュ」は、人道へ指向されるASEAN(東南アジア諸国連合)加盟国の国際演習へ参加する為にバンコク港(タイ王国)へ到着した。
太平洋艦隊広報サービスは発表した。

「合同演習『ADMMプラス』は南シナ海のチョンブリー及びサイアム湾海域で実施されます。
演習の筋書きによると、2つの架空のASEAN加盟国で自然災害が発生します。
1つの国は、地震により被害を受けます。
もう1つの国は、強力な暴風に襲われます」

声明では、こう述べられた。

「イルティシュ」には重傷者を受け入れる為の病室が配置され、艦隊の医療チームは援助を提供し、海上条件下での活動を実施する事は注目される。
仮想被災者は、艦載ヘリコプターK-27PS及び高速艇により送られる。

「人道演習の目的は、危機的状況の解決へ参加するASEAN諸国及び対話パートナーとの明確な調和活動にあります」
声明では、こう説明された。

演習は9月11日に終了し、海上病院は9月末までにウラジオストクへ戻る。

「イルティシュ」にとって、これは、近代化された後の初めての大規模な航海である。
海上病院には、新たに最新の医療機器が設置された。


プロジェクト320病院船「イルティシュ」は、ポーランドシュチェチン造船所で1988年11月25日に起工され、1989年7月6日に進水し、1990年7月31日に竣工し、1990年8月10日にソ連海軍へ就役しました。
就役後は太平洋艦隊へ配備されました。

2013年秋からナホトカ艦船修理工場で近代化改装が行なわれました。
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[ロシア海軍のオビ級病院船は復帰する]

近代化改装終了後、2016年5月にはクリル諸島マトゥア島(松輪島)の調査へ参加しました。
[クリル諸島のマトゥア島でロシア海軍太平洋艦隊の基地建設の為の調査が進められている]

2016年8月18日、ASEAN諸国の国際演習『ADMMプラス』へ参加する為、ウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の病院船イルティシュはタイへ向かった]

そして9月1日にタイバンコクへ到着しました。
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