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ロシア太平洋艦隊(東方軍管区)は大規模演習を行なう

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦軍東方軍管区発表。
2012年6月28日10時15分配信
【太平洋艦隊の艦艇は、演習の為、海洋へと去った】

今日(6月28日)、太平洋艦隊の複数の艦艇グループが基地を去り、東方軍管区の軍及び部隊双方の指揮幕僚演習に参加する為、公海へ進路を取った。

太平洋艦隊の為の演習の主な目的は、艦隊の各部隊の準備状況及び異種グループ間の行動状況を点検し、ロシア連邦の極東における国家の安全を保障する事にある。
太平洋艦隊からは、沿海地方ソヴィエツカヤ-ガヴァニカムチャツカ領域に駐留する艦船、更には、海洋航空隊及び艦隊沿岸軍が参加する。

演習は、ピョートル大帝湾エリアタタール海峡及びオホーツク海南部の3つのステージでの実施が予定されており、8日間にわたって続けられる。

演習期間中に太平洋艦隊将兵は、艦隊各部隊及び東方軍管区の他の組織や部隊との相互連携の課題を仕上げ、艦船乗員及び海洋航空隊の航空機の海洋及び飛行における技量を向上させる。

太平洋艦隊各部隊に加え、極東に配置されている国防省管理当局並びに他の部隊、そしてロシア連邦部局も演習に参加する。
艦隊は、テロリスト活動の影響や、日本海及びオホーツク海エリア沿岸で発生する石油ガス複合施設における人工及び自然の事故の影響を排除し、遭難した船舶の安全を保障する為の協同作戦を行なう。

全ての演習には、太平洋艦隊所属の約40隻の艦及び艇、20隻の支援船、40機の航空機およびヘリコプター、7000名の軍人及び民間の専門家が参加する。

演習は、特定の国を敵として想定したものではない。
東方軍管区の各軍及び部隊の行動は、艦船及び航空機に対する国家組織の指示を受けないテロリスト、密輸、その他の違法行為を想定したものである。


というわけで、ロシア太平洋艦隊所属の約40隻の「艦」корабль及び「艇」катер、そして20隻の支援船が参加する大規模演習が実施されるようです。
今回の演習実施海域は、ピョートル大帝湾タタール海峡(間宮海峡)オホーツク海南部の3ヶ所になるとの事です。

ロシア太平洋艦隊は、昨年にはカムチャツカ方面で大規模演習を実施しております。

昨年(2011年)9月9日、カムチャツカ方面で行なわれるロシア軍演習に参加する為、沿海地方ロシア太平洋艦隊所属艦20隻が宗谷海峡を通過した事がありました。

日本国防衛省統合幕僚監部2011年9月10日発表
【ロシア海軍艦艇の動向】

この時(2011年9月9日)に宗谷海峡を通過したのは、この20隻です。
スラヴァ型ミサイル巡洋艦「ワリャーグ」
ソブレメンヌイ型駆逐艦「ブイストルイ」
ウダロイ型大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」「アドミラル・ヴィノグラードフ」
グリシャ級小型対潜艦「コレーツ」「ソヴィエツカヤ・ガヴァニ」
タランタル級ロケット艇R-14、R-18、R-11、R-24、R-298、R-19
ロプーチャ級大型揚陸艦BDK-98、「ペレスウェート」
アリゲーター級大型揚陸艦「ニコライ・ヴィルコフ」
ドゥブナ型給油船「イルクト」
エリブルス型潜水艦救助船「アラゲズ」
イングル級救助曳航船「マシュク」
カツンII級救助船PZHS-92
オビ型病院船「イルティシュ」


この内、「イルクト」、「アラゲズ」、「マシュク」、PZHS-92、「イルティシュ」「支援船」R-14、R-18、R-11、R-24、R-298、R-19「艇」、その他は「艦」になります。


今回の演習でも、「約40隻の艦艇」と「20隻の支援船」全てではないにせよ、何隻かの艦艇は宗谷海峡を通過する事になるかもしれません。

或いは、沿海地方に駐留する艦艇はピョートル大帝湾沖で、ソヴィエツカヤ・ガヴァニ付近に駐留する艦艇はタタール海峡(間宮海峡)で、カムチャツカ方面に駐留する艦艇はオホーツク海南部で別個に演習を実施するという可能性も考えられます。
この場合は、宗谷海峡を通過する必要は有りません。
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