ロシア海軍は太平洋艦隊と北方艦隊の為に合計8隻の新世代原子力駆逐艦リデル級を発注する

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『タス通信』より
2016年9月10日11時33分配信
【情報筋:ロシア連邦国防省は8隻の原子力駆逐艦「リデル」の発注を決定した】
モスクワ、9月10日/タス通信

ロシア連邦国防省は8隻の原子力駆逐艦「リデル」型の発注を計画しており、最初の艦の建造開始は2018年に計画されている。
本日(9月10日)、タス通信防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

彼によると、『北方計画設計局』は、駆逐艦の技術設計の作成を2017年第4クオーター(10-12月)に完了しなければならない。
その後、軍当局は、このタイプの艦のシリーズを建造する為、『統合造船業営団』との契約を締結する。

「リデルのトップ(1番艦)の建造は2018年初頭に開始され、2022年末には完了しなければなりません。
それは5年間に渡り続きます」

対談者は話した。

「当初は海軍の為に12隻から成る駆逐艦のシリーズを建造する予定だったのですが、その数は8隻に減らされました-北方艦隊と太平洋艦隊に4隻ずつ。
他の艦隊-バルト艦隊と黒海艦隊で駆逐艦リデルが勤務に就く事は有りません」

情報提供者は説明した。

彼は、「リデル」が兵装としてミサイル「カリブル」「オーニクス」高射ミサイル複合体S-500「プロメテーイ」(プロメテウス)「ポリメント・リドゥート」(現在、プロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」で試験が行なわれている)、更にはミサイル-砲複合体「パーンツィリ-M」を受け取る。

タス通信は、この情報を公式に確認していない。


[ロシア将来駆逐艦プロジェクト「リデル」]
[ロシア海軍将来駆逐艦概念設計案・プロジェクト23560E「シクヴァル」]

ロシア海軍は、2000年代後半以降、新世代多用途駆逐艦(将来駆逐艦Перспективный Эсминец)の建造計画について何度も表明して来ました。
[ロシア海軍新世代原子力駆逐艦建造計画]
[ロシア海軍新世代駆逐艦の建造計画は現司令部に承認された]
[ロシアは「超駆逐艦」を建造する]

将来駆逐艦「リデル」は、原子力推進通常動力(ガスタービン)の2タイプの設計が進められていました。
[ロシア新世代駆逐艦は通常動力と核動力の2種類が設計される]

しかし2015年2月20日、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「リデル」の機関が原子力推進にほぼ確定したと述べました。
[ロシア海軍の為の将来駆逐艦リデルは原子力推進となる]

ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「リデル」の排水量は、前のクラス(プロジェクト956駆逐艦、約8000トン)よりも遥かに大きくなり、その打撃力は巡洋艦に匹敵すると述べています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルは巡洋艦に匹敵する攻撃力を有する]

将来駆逐艦「リデル」の動力は、ほぼ原子力推進に決まっています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級は原子力推進となる]

「リデル」の上部構造物には複合材料の使用も検討されています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級の上部構造物は非金属複合材料で造られるかもしれない]

2015年6月、ロシア連邦海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「リデル」の建造は2019年から開始されると述べました。
[ロシア海軍の為の将来駆逐艦リデル級の建造は2019年に開始される]

2015年7月、『統合造船業営団』国家防衛発注局取締役アナトーリー・シレモフ氏は、「リデル」の設計原案は2016年には纏まり、起工は早くて2018-2019年になると述べています。
[ロシア海軍の新型駆逐艦プロジェクト23560リデルの設計原案は2016年に出来上がる]

2015年12月、『統合造船業営団』総裁アレクセイ・ラフマノフ氏は、2018年に「リデル」建造の為のプレートカットが開始されると発言しました。
[ロシア海軍の将来駆逐艦リデル級は2018年から建造を開始する]

「リデル」は、ロシア連邦『2018-2025年の国家軍備プログラム』の枠組みにおいて起工されます。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級は『2018-2025年の国家軍備プログラム』において建造される]
[ロシア海軍の新世代原子力駆逐艦リデル級の1番艦は2019年に起工される]

「リデル」の設計を担当する『北方計画設計局』は、実際にロシア海軍向けとして建造される艦の設計へ着手します。
(これまでに公開されている模型は、「リデル」の概念設計案「シクヴァル」のものであり、このままの形で建造されるわけではない)
[ロシア海軍将来駆逐艦リデル級の本格的な設計作業が始まる]
[ロシア海軍の将来原子力駆逐艦リデル級の本格的な設計作業は2017年に始まる]


以前には、「リデル」級駆逐艦は12隻建造されると言われていましたが、今回の記事に登場する「防衛産業企業体の情報提供者」によると、発注されるのは8隻になるとの事です。
この8隻は、北方艦隊太平洋艦隊で半分ずつ分けられます(4隻ずつ)。

「リデル」級駆逐艦の主な兵装は、有翼ミサイル「カリブル」「オーニクス」高射ミサイル「ポリメント・リドゥート」、或いは現在開発中の陸上用高射ミサイルS-500「プロメテーイ」(プロメテウス)の艦載ヴァージョンになります。

S-500「プロメテーイ」


ただ、「カリブル」「オーニクス」に関しては、この両方のミサイルを発射できる汎用ミサイル垂直発射機3S-14が搭載されることになりますが、高射ミサイルに関しては、「ポリメント・リドゥート」「プロメテーイ」艦載型の双方を搭載する事は考えられません。

おそらくは、初期建造艦が「ポリメント・リドゥート」を搭載し、「プロメテーイ」艦載型が完成すれば「リデル」級に搭載される事になるでしょう。

この他、西側で言う所のCIWS(近接防御システム)として、高射ミサイル砲複合体「パーンツィリ-M」が搭載されます。
[ロシア海軍の新型高射複合体パーンツィリ-Mの生産準備は進められている]
[ロシア海軍の為に3基の新型高射複合体パーンツィリ-Mが発注される]


「リデル」級駆逐艦には、2016年6月16日に進水した新型砕氷船「アルクチカ」と同型の原子炉RITM-200が搭載されることになるようです。
[ロシア海軍の将来駆逐艦リデルは将来正規空母の基礎となる]
[ロシア海軍将来正規空母と将来駆逐艦リデル級は同型の原子力機関を搭載する]
[ロシア海軍将来原子力空母は原子炉RITM-200を搭載するかもしれない]
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