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ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを訪れた

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年9月20日11時32分配信
【軍艦「ヤロスラフ・ムードルイ」乗組員はキプロスの港への寄港を行なった】
モスクワ、9月20日-ロシア通信社ノーボスチ

バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」乗組員はキプロスへの寄港を行ない、乗組員は物資を補充し、沿岸で休養する機会を得る。
西方軍管区下のバルト艦隊広報サービス・情報供給部長ローマン・マルトフ1等海佐は発表した。

「地中海エリアで遠距離航海任務を遂行しているバルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは、リマソール港(キプロス共和国)への業務寄港を行ないました。
訪問計画では、艦への必要基準の物資補充が提供されます。
ロシア軍事船員は更に、地元の観光名所を訪れ、沿岸で休養する機会を得ます」

彼は話した。

「ヤロスラフ・ムードルイ」は、6月1日にバルチースクから出航したと伝えられた。
同艦の遠距離航海はロシア海軍の戦闘訓練計画に沿って実施される。

艦の航海の主な目的の1つは、聖アンドレイ旗のデモンストレーション、地中海ロシア海軍常設艦船作戦連合部隊の一員としての任務遂行、更には、アフリカの角海域での民間船舶航行の安全保障である。


バルト艦隊警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(2009年7月24日就役)は、2016年6月1日にバルチースクを出航し、6月11日には地中海中部マルタ島を訪問、6月14日にマルタを出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイ、マルタ島訪問(2016年6月11日)]
[バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはロシア海軍地中海作戦連合部隊へ参加する]

その後、地中海東部へ到着し、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の一員として行動していました。

6月17日にはアメリカ海軍駆逐艦「ニアミス」を起こしました。
[地中海東部でアメリカ海軍駆逐艦はロシア海軍の警備艦ヤロスラフ・ムードルイへ接近した]

その後の動向は一切明らかにされていませんでしたが、地中海を出て紅海へ移動し、ジブチ港へ寄港していました。
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8月18日にジブチを出航し、アフリカの角(アデン湾)海賊対処任務に就きました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で海賊対処任務に就いた]

9月初頭にオマーンサラーラ港へ寄港し、9月6日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で海賊対処任務を続ける]

「ヤロスラフ・ムードルイ」は、以前にも2014年9月~10月にアデン湾海賊対処任務に就いており、今回で2度目になります。
[警備艦ヤロスラフ・ムードルイ遠距離航海(2014年8月-2015年2月)]

その後、「ヤロスラフ・ムードルイ」海賊対処任務を終えて地中海東部へ戻り、9月20日にキプロスリマソール港へ寄港しました。
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なお、「ヤロスラフ・ムードルイ」の舷側番号は、就役以降一貫して「727」でしたが、最近、「777」に変更されました。

「ヤロスラフ・ムードルイ」は、2012年4月からロシア皇帝家(ロマノフ家)の後援を受けています。
[ロマノフ家は警備艦ヤロスラフ・ムードルイを後援する]
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