ロシア海軍黒海艦隊の最新警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチはギリシャへ向かった
- カテゴリ:地中海情勢(2015-2016年)


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2016年9月24日12時3分配信
【黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」はギリシャでフョードル・ウシャコーフ提督の記念日へ参加する】
9月28日から10月2日まで黒海艦隊の最新フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」乗組員は、ギリシャで第15回年次フォーラム『イオニア諸島のロシア週間』の行事へ初めて参加する。
フォーラムは、フョードル・ウシャコーフの記念日の枠組みにおいて開催される。
1799年、ロシア人船員は、有名な提督の指揮下で外国の侵略からコルフ島を解放した。
今日、同艦はセヴァストーポリから長期の地中海航海へ出発した。
この間にコルフ島とレフカダ島への業務寄港が行なわれる。
レフカダで黒海艦隊将兵はフョードル・ウシャコーフ提督の胸像の除幕式への参加が計画されている。
式典へ参加する為、ロシア艦には、黒海艦隊の儀礼衛兵隊、軍楽隊と創作アーチストチームが乗っている。
[参照]
「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、ロシア黒海艦隊の為に特別に建造される6隻のプロジェクト11356フリゲートシリーズのトップ艦である。
それは海洋配置有翼ミサイル複合体「カリブル」を搭載している。
1911年から1917年までロシア海軍相を務めたイワン・コンスタンチノヴィチ・グリゴロヴィチ提督に因んで命名された。
ロシア海軍の最新警備艦(フリゲート)プロジェクト11356Rの1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は2016年3月11日に就役しました。
[プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)1番艦アドミラル・グリゴロヴィチはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
6月9日にセヴァストーポリ基地へ到着しました。
[ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は黒海艦隊基地セヴァストーポリへ到着した]
7月13日には黒海で戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は黒海で砲撃訓練を行なう]
8月下旬には「抜き打ち演習」へ参加しました。
[ロシア海軍黒海艦隊とカスピ小艦隊は抜き打ち演習へ参加する]
そして9月24日、「アドミラル・グリゴロヴィチ」は初めての地中海航海へと出発しました。
地中海へ出た「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、まず最初にギリシャのケルキラ(コルフ)島とレフカダ島を訪問します。

コルフ島は、歴史上ロシア海軍とは深く関わっており、1799年、ロシア海軍のフョードル・ウシャコーフ提督は、コルフ島をフランスから解放しています。

これを記念して毎年9月下旬~10月初頭にロシア海軍の艦がコルフ島(ケルキラ)を訪れ、記念行事(イオニア諸島のロシア週間)が開催されています。
【「イオニア諸島のロシア週間」公式サイト】
昨年(2015年)には、黒海艦隊の最古参の警備艦「スメトリーヴイ」がギリシャを訪れ、『イオニア諸島のロシア週間』へ参加しています。
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャのパトラを訪問した]
[ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはギリシャのケルキラ(コルフ島)を訪問した]
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