ロシア海軍の最新鋭兵器輸送船アカデミック・コワリョーフはカムチャツカ半島の太平洋艦隊原潜基地へ到着した

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『タス通信』より
2016年9月30日2時7分配信
【海軍の最新輸送船「アカデミック・コワリョーフ」はカムチャツカへの艦隊間移動を行なった】
モスクワ、9月30日/タス通信

海軍の最新海上兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」は、北方艦隊から太平洋艦隊カムチャツカの常時駐留場所までの艦隊間移動を行なった。
タス通信は、ロシア連邦国防省下の海軍情報・マスコミュニケーション部の代表イーゴリ・ディガロ1等海佐より伝えられた。

「海軍の支援部隊及び補助艦隊更新プログラム実行の枠組みにおいて、最新海上兵器輸送船プロジェクト20180TVアカデミック・コワリョーフは、北方艦隊から太平洋艦隊への艦隊間移動を行ない、常時駐留場所である閉鎖行政地域ヴィリュチンスク(カムチャツカ)へ到着しました」
ディガロ
は話した。

海上兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」は、太平洋艦隊の部隊の計画戦闘訓練の支援のために意図されている。
船は強化された耐氷クラス(Arc-5)を有しており、全長100メートル以上、排水量6000トン以上、乗組員は約60名。
船は海上配置ヘリコプターの受け入れが可能である。
更に、海上兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」には船舶自動ポジショニングシステムが装備されている。
それは、海上の波、風、海流の下で予定地点の保持を可能にする。
船には強力な90トンのクレーン及び転倒装置が装備されており、貨物吊り上げ作業の広範囲の任務の遂行を保障する。

[「アカデミック・コワリョーフ」]
海上兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」
プロジェクト20180TVとして『ズヴェズドーチカ』社で建造され、サンクトペテルブルク中央海洋設計局『アルマーズ』により開発された。
2014年に船は造船台を出渠、進水した。
海上兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」の艤装は浮上状態で続けられた。
2015年3月~9月、造船所『ズヴェズドーチカ』は、同船の乗組員と契約相手組織の専門技術者と兵器輸送の係留試験プログラムを遂行し、船の工場航行試験開始の準備を行なった。

2015年10月、海上兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」は初めて出航した。
2015年12月、同船の乗組員と企業チームの試験実施チームは、工場航行試験プログラムを実施し、その後、海上兵器輸送船は国家受領試験を実施した。
2016年夏、船は北方艦隊から太平洋艦隊への艦隊間移動の為の全ての複合準備活動へ取り組んだ。

海上兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」は、セヴェロドヴィンスクの造船所・艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』で建造されたプロジェクト20180の第2の支援船である。
プロジェクト20180のベースとなる救助曳船「ズヴェズドーチカ」と命名され、2010年に海軍へ引き渡され、現在は北方艦隊で勤務に就いている。
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現在、艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』は、ロシア連邦国防省の発注下で更に2隻の支援船~プロジェクト20183救助曳船「アカデミック・アレクサンドロフ」プロジェクト20181海上兵器輸送船「アカデミック・マケ―エフ」を建造している。



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プロジェクト20180TV海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」は、セヴェロドヴィンスク艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」で2011年12月20日に起工されました。

2014年7月26日に造船台を出渠しました。


2015年10月から洋上試験を開始しました。

全ての試験は2015年12月1日までに完了しました。

2015年12月18日に受領-引渡証書へ署名され、合わせてロシア海軍旗初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入されました。
[弾道ミサイル輸送船アカデミック・コワリョーフはロシア海軍へ就役した]


12月26日、北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍の新型兵器輸送船アカデミック・コワリョーフは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

「アカデミック・コワリョーフ」は、ロシア海軍新世代戦略原潜プロジェクト955「ボレイ」弾道ミサイル「ブラヴァー」を8基輸送出来ます。


2016年8月30日、「アカデミック・コワリョーフ」北方艦隊艦船部隊と共に北極圏へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船部隊は北極圏遠征へ出発した]

9月11日にはノヴォシビルスク諸島へ到着しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船部隊はノヴォシビルスク諸島へ到着した]

9月21日には、ノヴォシビルスク諸島まで来た太平洋艦隊砕氷船「イワン・スサ―ニン」北方艦隊艦船部隊の合同演習が行われました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省広報サービス・情報管理部発表
2016年9月21日15時14分配信
【北極圏で北方艦隊と太平洋艦隊の艦船支隊の合同戦術演習が実施された】

この「イワン・スサ―ニン」は、「アカデミック・コワリョーフ」を迎えに来たようです。
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その後、「アカデミック・コワリョーフ」北極圏を更に東へ進み(おそらくは「イワン・スサ―ニン」が同行して)、9月30日にカムチャツカ原潜基地ヴィリュチンスクへ到着しました。
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その4日前の9月26日には、弾道ミサイル「ブラヴァー」を装備する最新の戦略原潜「ウラジーミル・モノマーフ」ヴィリュチンスクへ到着しています。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはカムチャツカ半島の太平洋艦隊原潜基地へ到着した]
これで太平洋艦隊には「ブラヴァー」搭載戦略原潜が2隻配備されることになりました。
(「アレクサンドル・ネフスキー」「ウラジーミル・モノマーフ」)

現在、太平洋艦隊には海上兵器輸送船(弾道ミサイル輸送船)「ダウガヴァ」が在籍していますが、同船は旧世代の戦略原潜プロジェクト667BDR(デルタIII級)弾道ミサイル輸送が主任務です。
[ミサイル給兵艦「ダウガヴァ」]
[ミサイル給兵艦「ダウガヴァ」近影(2013年1月末)]

太平洋艦隊原潜基地ヴィリュチンスクは、いわば「陸の孤島」であり、基地への補給・輸送手段は海路と空路しか有りません。

そして、ヴィリュチンスクに駐留する戦略原潜用の弾道ミサイルについては、沿海地方から船で運ぶしかありません。
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そこで、新世代戦略原潜太平洋艦隊配備に伴い、新世代戦略原潜用の弾道ミサイルを輸送する太平洋艦隊へ配備されることになりました。


プロジェクト20180支援船(救助曳船/海洋兵器輸送船)シリーズは4隻が起工され、2隻がロシア海軍へ就役しています。

救助曳船「ズヴェズドーチカ」(プロジェクト20180):2004年9月3日起工/2007年12月20日進水/2010年7月24日就役
北方艦隊へ配備

海洋兵器輸送船「アカデミック・コワリョーフ」(プロジェクト20180TV):2011年12月20日起工/2014年7月28日進水/2015年12月18日就役
太平洋艦隊へ配備

救助曳船「アカデミック・アレクサンドロフ」(プロジェクト20183):2012年12月20日起工

海洋兵器輸送船「アカデミック・マケ―エフ」(プロジェクト20183TV):2015年7月23日起工
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