ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33のエンジン生産が再開される
- カテゴリ:艦上戦闘機Su-33


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年10月3日10時56分配信
【『統合発動機製造営団』は艦上戦闘機Su-33の為のエンジン生産を再開する】
モスクワ、10月3日-ロシア通信社ノーボスチ
艦上戦闘機Su-33の為のターボジェットエンジンAL-31Fの生産は、『ウファ発動機製造合同』の生産設備で再開される。
月曜日、『統合発動機製造営団』広報サービスは報道機関へ伝えた。
「『統合発動機製造営団』は国家発注による需要を保障する為、艦上戦闘機Su-33の為のターボジェットエンジンAL-31Fシリーズ3の生産を再開します。
エンジンは、公開株式会社『ウファ発動機製造合同』(『統合発動機製造営団』へ含まれる)により供給されます」
声明では、こう述べられた。
声明によると、海洋重戦闘機の為の新たなエンジンは、現代的な外観のAL-31Fファミリーのエンジンへ既に適用されている改良を導入して生産される。
海軍航空隊の軍備である航空機Su-33のエンジンは、全段階の試験を実施した後に受け入れられる。
第4世代ターボジェットエンジンAL-31Fは、航空機Su-27と、その派生型(Su-30MK、Su-33、Su-34など)への設置が意図されている。
AL-31Fシリーズ3の特徴は、航空機が完全な戦闘荷重或いは2度目の緊急発進の為に飛行甲板から離艦する際に使用される追加特殊モードの導入が可能な事に有る。

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ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は、北方艦隊の「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」にのみ配備されており、空母「アドミラル・クズネツォフ」を母艦としています。
(普段はセヴェロモルスク-3飛行場に駐留)
現在の総保有機は21機であり、この内の14機程度が稼働状態に在ります。

Su-33は寿命延長近代化改修が行なわれており、少なくとも2025年までは運用されることになります。
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第279連隊のSu-33は、2016年4月26日から6月24日までクリミア半島サキ飛行場の艦上機訓練施設「ニートカ」で「発着艦」訓練を行ないました。
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2016年夏以降、Su-33には、無誘導航空爆弾を誘導爆弾並みの精度で使用する事ができる特殊計算サブシステムSVP-24が順次搭載されています。
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そして今度は、Su-33のエンジン~AL-31F3の生産が再開される事になりました。
AL-31F3の生産は、ウファ市の『ウファ発動機製造合同』で行なわれます。

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