ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦ミラーシュは地中海東部(シリア沖)へ向かった

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『インタファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
【「ミラーシュ」は地中海へ進路を取った】
モスクワ、10月6日、インタファクス-AVN

有翼ミサイル「マラヒート」を有する黒海艦隊小型ロケット艦「ミラーシュ」は、木曜日にセヴァストーポリから出航し、地中海ロシア連邦海軍常設連合部隊の一員として加わる。
『インタファクス』は、ロシア連邦黒海艦隊情報供給部長代行ニコライ・ヴォスクレセンスキーより伝えられた。

「小型ロケット艦ミラーシュは、明日には黒海海峡を通過して地中海へ入り、部隊の計画ローテーションに沿って、この海域の海軍常設作戦連合部隊の一員として加わる事が計画されています」
ヴォスクレセンスキー
は話した。

小型ロケット艦「ミラーシュ」プロジェクト1234に属する艦であり、海上交通線の防護、護送船団の保護、沿岸海域での水上艦との戦闘の為に意図されている。
水上目標へ対処する為、艦には有翼ミサイル複合体「マラヒート」の6基の発射装置が設置されている。
艦は高射ミサイル複合体「オサー-M」と砲で武装している。

前日には長距離ミサイル複合体「カリブル-NK」を装備する黒海艦隊小型ロケット艦「セルプホフ」「ゼリョヌイ・ドル」地中海常設作戦連合部隊の一員として加わる事が知られるようになった。
ロシア連邦国防省によると、今年8月19日、「ゼリョヌイ・ドル」「セルプホフ」は、地中海東部からシリア領内テロリスト組織「アル=ヌスラ戦線」(ロシア連邦では非合法)へ有翼ミサイル「カリブル」の3回の発射を実行した。

伝えられているように、9月25日には、有翼ミサイル「カリブル」を装備するロシア最新フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」地中海へ入った。

現在、地中海ロシア海軍常設作戦連合部隊では、10隻ほどの艦と支援船が勤務についている。
艦は、シリアロシア軍施設を海上からカバーしている~ラタキア市フマイミーン航空基地タルトゥースロシア海軍物資-技術供給所を。
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「これは、グループの増強を意味します」
ロシア連邦海軍総参謀長ヴィクトール・クラフチェンコ提督は、前日に『インタファクス』へ話した。
「全ての計画を考慮に入れると、我々の地中海作戦連合部隊は、近い内に20隻の艦船へ増強される事になるでしょう。
これは、かなり強力なグループです」
ヴィクトール・クラフチェンコ
は話した。

「我々は、ロシアがシリアへ高射ミサイルシステムS-300大隊を派遣している事を考慮すべきです。
我々のグループの艦は、加えて上空からカバーされます」

彼は話した。
「セルプホフとゼリョヌイ・ドルが、再びシリアのテロリストへ有翼ミサイル"カリブル"で打撃を与える可能性は排除されないでしょう」
彼は伝えた。

火曜日、ロシア連邦国防省は、タルトゥース海軍基地と、その沿岸ゾーンに居るロシア連邦海軍作戦連合部隊の艦船の安全を保障する為、シリア高射ミサイルシステムS-300大隊を派遣したことを表明した。
以前には、シリアロシア軍基地フマイミーン防衛の為、高射ミサイルシステムS-400「トリウームフ」が関わっている事が公式に発表された。



黒海艦隊所属のプロジェクト12341小型ロケット艦「ミラーシュ」は、1983年8月30日にレニングラード(現サンクトペテルブルク)アルマーズ造船所で起工され、1986年8月19日に進水、同年12月30日にソ連海軍へ納入されました。
翌1987年2月24日に黒海艦隊へ編入され、正式に就役しました。
[小型ロケット艦「ミラーシュ」]

2008年8月の南オセチア紛争においては、グルジア海軍の艦艇部隊と交戦し、警備艇1隻を対艦ミサイル「マラヒート」で撃沈、もう1隻の戦闘艇高射ミサイル「オサー-M」で撃破しました。
[アブハジア沖海戦(仮)続報・その3]
[アブハジア沖海戦「詳細」]

現在のロシア連邦海軍において、実戦で敵艦を撃沈した実績を持つ唯一の艦です。

就役以来、黒海の中だけで活動していましたが、2015年6月から8月に掛け、初めて地中海へ派遣されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦ミラーシュは初めて地中海へ行く]
[ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦ミラーシュは地中海から帰投した]


そして2016年10月6日、再び地中海東部へ派遣される事になりました。


記事中で触れられていますが、既に黒海艦隊小型ロケット艦「セルプホフ」「ゼリョヌイ・ドル」地中海東部へ派遣されています。
[ロシア海軍黒海艦隊の最新鋭小型ロケット艦ゼリョヌイ・ドルとセルプホフは再び地中海東部へ向かった]


ロシア連邦軍は、最近になって高射ミサイル複合体S-300VM(SA-23 Gladiator)シリアタルトゥースへ配備しています。

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年10月4日20時33分配信
【(ロシア)国防省はシリアへ複合体S-300を送り届けた目的について述べた】

その目的について、ロシア国防省公式代理人イーゴリ・コナシェンコフ少将は「シリアのタルトゥース海軍基地と、その沿岸海域に居るロシア海軍艦船を潜在的な空中脅威から護る為」と説明しました。
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