ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦アドミラル・マカロフの国家受領試験が始まった

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年10月10日15時13分配信
【フリゲート「アドミラル・マカロフ」は国家試験の第1段階を完了した】
10月10日・月曜日、沿バルト造船工場『ヤンターリ』の試験実施チームとプロジェクト11356警備艦「アドミラル・マカロフ」乗組員は、国家試験プログラムにおける最初の出航を完了する。
同社広報サービスは発表した。
第3のプロジェクト11356遠海ゾーンフリゲートの国家受領試験は10月7日に始まった。
10月中旬、艦はミサイル、高射複合体及び砲複合体の試験を実施する為、北方艦隊への移動が計画されている。
その後、「アドミラル・マカロフ」は試験実施基地バルチースクへ戻る。
「アドミラル・マカロフ」は2012年2月29日に起工され、2015年9月2日に進水した。
海軍への引き渡しは今年11月に実行されなければならない。
フリゲートシリーズのトップ「アドミラル・グリゴロヴィチ」は2016年3月11日に海軍へ補充された。

2番艦「アドミラル・エッセン」を船員は今年6月7日に受領した。

双方のフリゲートは黒海艦隊で勤務に就く。
プロジェクト11356フリゲートは、遠海への航海、水上艦及び潜水艦との戦闘、更には航空攻撃の撃退を行なう為に意図されている。
艦の兵装の構成には、次のものが含まれている:口径100mmのA-190砲、高射ミサイル複合体と高射砲複合体、魚雷と対潜攻撃手段、更に高精度ミサイル複合体「カリブル-NK」
プロジェクト11356艦の満載排水量は4035トン、全長-125メートル、幅-15メートル。
それは30ノットまでの速力を発揮する。
自立行動期間-30日。航続距離は巡航速力14ノットで4850海里。
乗組員-180名と20名の海軍歩兵隊員。
[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]
プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦「アドミラル・マカロフ」は、2012年2月29日にカリーニングラードの『ヤンターリ』造船所で起工されました。
[改タルワー級フリゲート「アドミラル・マカロフ」起工]
それから3年半後の2015年9月2日に進水しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の新型警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフは進水した]
2016年4月1日、造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の新型警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフの係留試験が始まった]
2016年7月9日に『ヤンターリ』造船所からバルチースク海軍基地へ移動しました。

7月29日、工場航行試験が開始されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦アドミラル・マカロフの航行試験が始まった]
工場航行試験は9月下旬までに終了し、10月7日からは最終試験となる国家受領試験が始まりました。
今後、「アドミラル・マカロフ」は、有翼ミサイル「カリブル」などの発射試験を実施する為、バレンツ海方面へ移動します。
「アドミラル・マカロフ」は、2016年11月末にロシア海軍へ引き渡される予定です。
就役後は、他の同型艦と同様に黒海艦隊へ配備されます。
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