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ブリテン海軍は英本土付近を通過するロシア海軍空母機動部隊を監視する為の軍艦を差し向ける

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年10月15日19時11分配信
【ブリテンは「アドミラル・クズネツォフ」へ同行する為に駆逐艦とフリゲートを差し向ける】
モスクワ、10月15日-ロシア通信社ノーボスチ

ブリテン王立海軍は、シリアへ向かう途中でブリテン沿岸沿いを航行するロシア艦船グループへ同行する為に2隻の艦を差し向ける。
『タイムズ』紙は報じた。

同紙のインタビューに対し、軍事情報筋は、航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」率いるロシア艦ブリテン沿岸への出現を「重大な」出来事であると言った。

『インデペンデント』紙に対し、ブリテン海軍の代理人は、しかしながら軍は、何時ものやり方で行動するつもりであると表明した。
「ブリテン及びNATOは、我々の担当ゾーンへ入る他国の軍用船への監視を確立しております。
今回とて例外ではありません」

対談者は同紙へ話した。

『テレグラフ』によると、「アドミラル・クズネツォフ」と他の船へ同行するのは、23型フリゲート45型駆逐艦である。
ロシア艦を空中から観察する為、偵察機RC-135、更には軍用機C-130ハーキュリーズタイフーンも関わるかもしれない。

ロシア北方艦隊艦船グループ地中海への航海は10月15日・土曜日に始まった。
その構成には、航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」、原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」「セヴェロモルスク」、更には支援船が含まれる。



[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

ロシア海軍北方艦隊重航空巡洋艦(空母)「アドミラル・クズネツォフ」を中核とする機動部隊は、2016年10月15日にセヴェロモルスクを出航し、地中海東部(シリア沖)へ向かいました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフと重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは地中海遠征へ出発した]

今回の「ロシア海軍空母機動部隊」は、以下の艦で構成されています。

[北方艦隊航空艦グループ]
重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」
重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」
大型対潜艦「セヴェロモルスク」
大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」
各種支援船
(おそらく大型海洋給油船「セルゲイ・オシポフ」救助曳船)

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今後、「ロシア海軍空母機動部隊」は、近い内にブリテン本土付近を通過する事になりますが、既にブリテン海軍は、同部隊を監視する為の艦の派遣の準備を整えているようです。


因みに、前回の「アドミラル・クズネツォフ」機動部隊地中海遠征の際には、2013年12月下旬にブリテン本土スコットランド沖で数日間停泊しましたが、この時にはブリテン海軍駆逐艦「ディフェンダー」(45型)が監視の為に派遣されました。
[2013年12月末にブリテン駆逐艦はスコットランド沖で空母アドミラル・クズネツォフを追跡した]

その後、2014年5月8日には「アドミラル・クズネツォフ」「ピョートル・ヴェリキー」が一緒に英仏海峡を通過していますが、この時には駆逐艦「ドラゴン」(45型)が追尾しました。
[ブリテン海軍駆逐艦はロシア空母アドミラル・クズネツォフを追尾した]

今回は、45型駆逐艦23型フリゲートが差し向けられる事になるようです。
更には、航空機の派遣も有り得るとの事です。
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