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ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦アドミラル・マカロフは兵装試験の為にバレンツ海へ向かった

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『タス通信』より
2016年10月17日10時43分配信
【「アドミラル・マカロフ」はバレンツ海で兵装試験を実施する】
カリーニングラード、10月17日/タス通信特派員ウラジーミル・ヌヤクシェフ

最新フリゲート「アドミラル・マカロフ」は、バレンツ海で実施される艦の国家受領試験段階を実施する為、バルト海から北方艦隊へと向かった。
タス通信は、沿バルト造船工場『ヤンターリ』広報秘書官セルゲイ・ミハイロフより伝えられた。

「アドミラル・マカロフは、バルト艦隊から北方艦隊への艦隊間移動を開始しました。
北方艦隊の海洋射爆場においてフリゲートの兵装システムの試験が実施されます」
ミハイロフ
は話した。
彼は、フリゲートが10月16日・日曜日にバルチースク港から出航したと説明した。
10月7日から同艦はバルト海で国家試験を実施した。

カリーニングラード工場『ヤンターリ』へのフリゲートの帰港は11月中旬に計画されており、それから1ヶ月中に艦はロシア海軍への引き渡しが予定されている。

フリゲート「アドミラル・マカロフ」は、プロジェクト11356の3番艦であり、2016年中に工場『ヤンターリ』から発注者へ引き渡される。
このシリーズの最初の2隻の艦~「アドミラル・グリゴロヴィチ」「アドミラル・エッセン」は、それぞれ今年の3月11日6月7日に引き渡された。

両方の艦もバレンツ海北方艦隊で兵装及び幾つかの機器装置の試験を実施した。

「アドミラル・マカロフ」『ヤンターリ』で2012年2月29日に起工され、2015年9月2日に進水した。
警備艦プロジェクト11356は約4000トンの排水量を有しており、速力は30ノット、自立行動期間は30日である。
それは、有翼ミサイル「カリブル-NK」、自衛ミサイル複合体「シチーリ-1」、口径100mmのA-190砲、高射砲、反応爆弾発射機、魚雷で武装しており、更には艦上ヘリコプターKa-27を搭載できる。



[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦「アドミラル・マカロフ」は、2012年2月29日にカリーニングラード『ヤンターリ』造船所で起工されました。
[改タルワー級フリゲート「アドミラル・マカロフ」起工]

それから3年半後の2015年9月2日に進水しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の新型警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフは進水した]

2016年4月1日、造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の新型警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフの係留試験が始まった]

2016年7月9日に『ヤンターリ』造船所からバルチースク海軍基地へ移動しました。
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7月29日、工場航行試験が開始されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦アドミラル・マカロフの航行試験が始まった]

工場航行試験は9月下旬までに終了し、10月7日からは最終試験となる国家受領試験が始まりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦アドミラル・マカロフの国家受領試験が始まった]

10月16日、「アドミラル・マカロフ」は、有翼ミサイル「カリブル」などの発射試験を実施する為、バレンツ海方面の移動を開始しました。


「アドミラル・マカロフ」は、2016年末までにロシア海軍へ引き渡される予定です。
就役後は、他の同型艦と同様に黒海艦隊へ配備されます。
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