ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキューバを訪れた

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2016年10月26日16時8分配信
【バルト艦隊艦船支隊は業務寄港の為にキューバのハバナ港へ到着した】
本日(10月26日)、警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」と給油船「レナ」の乗組員は、業務寄港の為にキューバのハバナ港へ到着した。
(キューバの)首都でバルト艦隊船員は水と食料の在庫を補充し、艦の計画検査を実施し、大西洋横断後に休養する。
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は6月1日にバルト艦隊主要基地バルチースクを去り、10月中旬には地中海のロシア海軍常設作戦連合部隊の一員となっていた。
その後、警備艦はインド洋へ入り、数週間に渡り対海賊ミッションを遂行した。
そして警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」と給油船「レナ」は、地中海、大西洋を横断し、カリブ海へ入った。
艦の遠距離航海は、ロシア海軍の戦闘訓練計画に沿って行なわれる。
バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(2009年7月24日就役)は、2016年6月1日にバルチースクを出航し、6月11日には地中海中部のマルタ島を訪問、6月14日にマルタを出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイ、マルタ島訪問(2016年6月11日)]
[バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはロシア海軍地中海作戦連合部隊へ参加する]
その後、地中海東部へ到着し、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の一員として行動していました。
6月17日にはアメリカ海軍の駆逐艦と「ニアミス」を起こしました。
[地中海東部でアメリカ海軍駆逐艦はロシア海軍の警備艦ヤロスラフ・ムードルイへ接近した]
その後の動向は一切明らかにされていませんでしたが、地中海を出て紅海へ移動し、ジブチ港へ寄港していました。

8月18日にジブチを出航し、アフリカの角(アデン湾)で海賊対処任務に就きました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で海賊対処任務に就いた]
9月初頭にオマーンのサラーラ港へ寄港し、9月6日に出航しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはアデン湾で海賊対処任務を続ける]
「ヤロスラフ・ムードルイ」は、以前にも2014年9月~10月にアデン湾で海賊対処任務に就いており、今回で2度目になります。
[警備艦ヤロスラフ・ムードルイ遠距離航海(2014年8月-2015年2月)]
その後、「ヤロスラフ・ムードルイ」は海賊対処任務を終えて地中海東部へ戻り、9月20日にキプロスのリマソール港へ寄港しました。

[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを訪れた]
10月7日に北アフリカのスペイン領セウタへ寄港しました。
その後、大西洋を横断してカリブ海へ行き、10月26日にはキューバのハバナ港へ寄港しました。

なお、「ヤロスラフ・ムードルイ」の舷側番号は、就役以降一貫して「727」でしたが、最近、「777」に変更されました。
「ヤロスラフ・ムードルイ」は、2012年4月からロシア皇帝家(ロマノフ家)の後援を受けています。
[ロマノフ家は警備艦ヤロスラフ・ムードルイを後援する]
- 関連記事
スポンサーサイト