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ロシア海軍の最新警備艦アドミラル・マカロフはバレンツ海で巡航ミサイル"カリブル"を発射した

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『タス通信』より
2016年11月2日14時45分配信
【フリゲート「アドミラル・マカロフ」はバレンツ海でのミサイル射撃を実行した】
ムルマンスク、11月2日/タス通信

警備艦「アドミラル・マカロフ」は先週に国家試験プログラムの枠組みにおいて沿岸目標へのミサイル射撃を実行した。
水曜日、北方艦隊広報サービスは発表した。

「予備データによると、射撃は成功裏に実行されました」
広報サービスは指摘した。

海上航行の安全を保障する為、(北方)艦隊の約10隻の艦と支援船が射撃実施海域の境界上の移動巡視ラインに居た。
海域には、更に北方艦隊の航空・防空軍の航空機ヘリコプターが監視に当たっていた。

バレンツ海北方艦隊戦闘訓練射爆場で、更に、艦のミサイル複合体、高射複合体、砲兵装の一連の試験の実施が計画されている。

「アドミラル・マカロフ」『ヤンターリ』工場で2012年2月に起工され、2015年9月に進水した。
ロシア海軍への艦の引き渡しは今年に計画されている。
それは、単独で、そして連合部隊の一員として、水上艦潜水艦へ対抗し、空中攻撃手段からの攻撃の撃退の為に意図されている。

同プロジェクト艦は、汎用ミサイル砲兵装と、対潜及び対空防衛の為の現代的な電波技術装置を有している。
その排水量は約4000トン、全長125メートル、速力30ノットである。



[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦「アドミラル・マカロフ」は、2012年2月29日にカリーニングラード『ヤンターリ』造船所で起工されました。
[改タルワー級フリゲート「アドミラル・マカロフ」起工]

それから3年半後の2015年9月2日に進水しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の新型警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフは進水した]

2016年4月1日、造船所の岸壁で係留試験が始まりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為の新型警備艦(フリゲート)アドミラル・マカロフの係留試験が始まった]

2016年7月9日に『ヤンターリ』造船所からバルチースク海軍基地へ移動しました。
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7月29日、工場航行試験が開始されました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦アドミラル・マカロフの航行試験が始まった]

工場航行試験は9月下旬までに終了し、10月7日からは最終試験となる国家受領試験が始まりました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦アドミラル・マカロフの国家受領試験が始まった]

10月16日、「アドミラル・マカロフ」は、有翼ミサイル「カリブル」などの兵装試験を実施する為、バレンツ海方面の移動を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦(フリゲート)3番艦アドミラル・マカロフは兵装試験の為にバレンツ海へ向かった]

10月24日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の為のプロジェクト11356R警備艦3番艦アドミラル・マカロフは兵装試験の為にセヴェロモルスクへ到着した]

その後、「アドミラル・マカロフ」バレンツ海で沿岸目標へのミサイル発射試験を実施しました。
記事中ではミサイルの名前は一切書かれていませんが、有翼ミサイル「カリブル」の地上攻撃型でしょう。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

「アドミラル・マカロフ」は、2016年12月にロシア海軍へ引き渡される予定です。
『タス通信』より
2016年10月30日15時41分配信
【第3のプロジェクト11356フリゲート「アドミラル・マカロフ」は12月に(ロシア)海軍へ引き渡される】

就役後は、他の同型艦と同様に黒海艦隊へ配備されます。
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