ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクはバレンツ海で巡航ミサイルを発射した

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『タス通信』より
2016年11月17日13時14分配信
【潜水艦「サンクトペテルブルク」はバレンツ海で有翼ミサイルを発射した】
モスクワ、11月17日/タス通信

ディーゼルエレクトリック潜水艦「サンクトペテルブルク」は、バレンツ海ミサイル発射を実行した。
北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐は発表した。

「本日、ディーゼルエレクトリック潜水艦サンクトペテルブルクは、戦闘訓練計画に沿ってバレンツ海の水中位置から海上に位置する標的への有翼ミサイル発射を成功裏に実行しました」
彼は話した。

セルガによると、バレンツ海のミサイル射撃実行海域は、その前に民間船舶航行が禁止された。
「安全保障対策の為、北方艦隊の7隻の艦と支援船が、ミサイル射撃海域の境界線の移動巡視ライン上に居ました。
北方艦隊の航空・防空軍の航空機とヘリコプターが海域を監視していました」

彼は話した。

プロジェクト677通常動力(潜水)艦シリーズのトップである潜水艦「サンクトペテルブルク」は、1997年に株式会社『アドミラルティ造船所』で建造(起工)された。

潜水艦の排水量は1700トン以上、全長67メートル、幅7メートル、水中速力20ノッチ以上。
潜水艦は、魚雷とロケット魚雷兵装を装備する。



[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級]
[新世代潜水艦ラーダ(アムール)級(旧ブログ)]

ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」1番艦B-585「サンクトペテルブルク」は1997年12月26日に起工、2004年10月28日に進水、2010年4月22日に就役しました。

しかし、「サンクトペテルブルク」就役前の洋上試験中に様々な問題点が発覚した為、2005年7月28日に起工された2番艦と2006年11月10日に起工された3番艦の建造工事は一旦凍結されました。


2012年2月初頭、当時のロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は、『ロシア通信社ノーボスチ』のインタビューに対し、「ラーダ」級潜水艦「サンクトペテルブルク」に対する不満を述べています。

『ロシア通信社ノーボスチ』より。
2012年2月9日配信
【ウラジーミル・ヴィソツキー提督へのインタビュー】

「ラーダ」級に関する箇所を抜粋。

インタビュアー:多くのメディアの報道で、プロジェクト677「ラーダ」ディーゼルエレクトリック潜水艦の将来に関する憶測が流れていますが・・・

ヴィソツキー:
「ラーダ」?この艦については、何か申し上げる事が有りますかね?
潜水艦「サンクトペテルブルク」の試験運用では、技術的特性が示されていません。
その理由は、非常に簡単です。
要するに、この艦の主要動力装置には、欠陥が有るのですよ。

僕達は、第二次世界大戦時の動力を有するような武器を新たに必要であるなどという頭脳は持ち合わせておりません。
何故かって?誰がそれを必要とするのでしょうか?
そして、それは同様の動作特性を有しています。
現在の形での「ラーダ」を、ロシア海軍は必要としておりません。

インタビュアー:建造中の同プロジェクト潜水艦「クロンシュタット」と「セヴァストーポリ」の今後はどうなりましょうか?

ヴィソツキー:これらの艦は、他の動力装置になると思います・・・



その後、「ラーダ」級は改設計され、2013年2月には2番艦3番艦の建造再開が決定されました。
[ロシア国防省はラーダ級潜水艦の建造再開を正式に決定した]

2番艦「クロンシュタット」は2013年7月に建造契約が再締結され、工事が再開されています。
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットは再建造される]

2006年に起工されていた3番艦は、2015年3月19日に「ヴェリーキエ・ルーキ」の名で改めて起工されました。

[ロシア海軍の為のラーダ級潜水艦3番艦セヴァストーポリ改めヴェリーキエ・ルーキは再起工された]

これらの同型艦は、1番艦「サンクトペテルブルク」の運用実績を踏まえて大幅に改良されています。
[ロシア海軍の新世代通常動力潜水艦ラーダ級の2番艦以降は大幅に改良される]

一方、1番艦「サンクトペテルブルク」は就役後、暫くはバルト艦隊に所属してバルト海に滞在していましたが、深海での試験(バルト海では実施できない)などを実施する為、北方艦隊の基地へ回航される事になり、2013年10月17日に潜水艦基地ポリャールヌイへ到着しました。
[ラーダ級潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊基地に到着した]

以後、「サンクトペテルブルク」北方艦隊に留まり、試験運用を続けています。
[ロシア海軍第4世代潜水艦サンクト-ペテルブルクは北方艦隊へ配備される]
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは2016年も試験運用を継続する]

「サンクトペテルブルク」の試験運用は、2016年末までに完了する予定です。
[ロシア海軍のラーダ級潜水艦サンクトペテルブルクは2016年に試験運用を完了する]

そして2016年11月17日、「サンクトペテルブルク」バレンツ海有翼ミサイルを発射しました。
ミサイルの種類は明らかにされていませんが、「カリブル」の対艦攻撃型でしょう。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]


建造中の同型艦「クロンシュタット」「ヴェリーキエ・ルーキ」も、就役後は北方艦隊へ配備されます。
[ロシア海軍第4世代通常動力潜水艦ラーダ級は北方艦隊へ配備される]
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