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ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは地中海で遭難したウクライナ漁船の救助へ向かった

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『タス通信』より
2016年11月24日11時24分配信
【ロシア艦は地中海でウクライナ船を援助した】
モスクワ、11月24日/タス通信

北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、11月21日に地中海で速度を失ったウクライナ漁船を援助した。
木曜日にロシア国防省は発表した。

「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは、2名の被災者を含む7名(全員ウクライナ市民)を乗せていたウクライナの漁船097号からの遭難信号を受信しました」
タス通信
が受け取った声明では、こう述べられていた。

当局が説明したように、モスクワ時間8時20分に信号を受信し、9時45分に艦はウクライナ船へ向かい、援助を与えるために接近した。

ロシア国防省によると、現在、ロシア軍事船員は、ウクライナ船の乗組員を避難させる必要が有るかどうかを判断している。
彼等は更に、船の速度を回復する事が出来るか、或いは近くの海港まで曳航する必要があるのかを判定する。

ウクライナ船は速度を失った後、2日間漂流していた。
救助作業を行なう事は、海況4の海のうねり、スコール風と雷雨により、困難であった。



北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、2016年10月15日にロシア海軍機動部隊の一員として地中海へ出航し、現在はシリア沖に居ます。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

11月9日には、空母機動部隊へ接近するネーデルラント海軍潜水艦(ワルラス級)を発見、追尾しています。
[地中海東部のロシア海軍空母部隊の大型対潜艦は接近するオランダの潜水艦を発見した]

既に重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機によるシリア空爆も11月15日から始まっていますが、「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」は、11月21日に遭難したウクライナ漁船の救助へ向かいました。
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