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ロシア海軍航空隊は8機の近代化改装された艦載対潜ヘリコプターKa-27Mを2016年12月に受領する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年11月29日17時43分配信
【(ロシア)海軍は近代化されたヘリコプターKa-27Mの最初の8機を(2016年)12月に受領する】
モスクワ、11月29日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシア海軍航空隊は、近代化された艦上ヘリコプターKa-27Mの最初の8機を(2016年)12月に受領する。
ロシア連邦国防省下の海軍情報・マスコミュニケーション部代表イーゴリ・ディガロ1等海佐は表明した。

「2016年12月に海軍航空隊は近代化されたヘリコプターKa-27Mの最初の8機の受領を計画しております。
海軍総司令部の技術的要求に沿ってヘリコプターの機上電波電子兵装は更新され、新たな探知システムが設置され、潜水艦の探知と撃破の為の新たな手段の使用が可能となり、更には、このタイプのヘリコプターの意図された任務の遂行を著しく向上させる事を可能にする電波音響機器が装備されます」

彼は話した。

近代化の作業は、公開株式会社『クメルタウ航空機製造事業』で実行された事が伝えられた。

近代化されたヘリコプターKa-27Mの乗組員は、エイスク海軍航空隊戦闘動作・飛行再訓練センターで訓練を受けている。

Ka-27艦上対潜ヘリコプターは機動性が増加し、主な目的は、潜水艦の探索、探知、破壊である。
ヘリコプターは更に、捜索救助活動、負傷者の後送、緊急物資輸送に使用する事も出来る。



現在、ロシア海軍は、艦載対潜ヘリコプターKa-27PLを約50機程度保有しており、北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊海洋航空隊で運用されています。
これらのKa-27PLは、電子機器を換装する近代化改装が行なわれ、Ka-27Mへアップグレードされます。
[ロシア海軍の艦載ヘリコプターKa-27PLとKa-27PSが近代化される]
[ロシア海軍航空隊の長距離対潜哨戒機Tu-142及び対潜ヘリコプターKa-27は2020年までに全機が近代化される]

Ka-27PLの近代化型Ka-27Mは、2012年5月に第一次発注が行なわれると発表されました。
[ロシア海軍は艦載ヘリコプターKa-27Mを発注する]

【Ka-27M試作機(0909号機)】

その後、Ka-27M試作機(0909号機)は、北方艦隊での試験が行なわれました。
[艦載ヘリコプターKa-27Mの試験は北方艦隊で行なわれている]

2014年12月には、北方艦隊所属の4機のKa-27PLが近代化改修を行なう事になりました。
[ロシア海軍の対潜ヘリコプターKa-27PLの近代化改修が始まる]

近代化改装されたKa-27Mの最初の8機は、2015年末までにロシア海軍へ引き渡される予定でした。
[ロシア海軍の8機の対潜ヘリコプターKa-27が2015年に近代化される]

しかし、今回の記事の通り、1年遅れて2016年12月に引き渡される事になりました。
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