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ロシア海軍太平洋艦隊の2017年度の予定

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『タス通信』より
2016年12月1日5時3分配信
【太平洋艦隊の艦船は新年度に7つの国際演習へ参加する】
ウラジオストク、12月1日/タス通信特派員ナターリヤ・ニクーリナ

太平洋艦隊の艦船は、木曜日(12月1日)から始まる新年度に7つの国際演習へ参加し、クリル諸島(千島列島)マトゥア島(松輪島)への第2の科学研究探検を行ない、更に、幾つかの外国港を訪問する。
タス通信は、東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフ2等海佐より伝えられた。

「本日(12月1日)、太平洋艦隊の部隊は、ロシア軍の新年度開始の為の会合を開催しました。
太平洋艦隊将兵は、7つの国際演習への参加を計画しています。
今日は、12月にヴィシャカ―パトナム港(インド)及びインド洋海域で実施されるロシア-インド演習『インドラ ネイヴィー-2016』への参加準備が完了しました」
マトヴェーエフ
は伝えた。

彼によると、太平洋艦隊全てに、新年度の充実した戦闘演習、構成員の基礎的な海上、野外、飛行訓練が待ち受けている。
艦隊の艦船は、世界の大洋の様々な地点での任務遂行を続け、外国港への業務寄港および訪問を行なう。
現在、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、「アドミラル・パンテレーエフ」、大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」が、指示された任務を海上で遂行している。

それに加え、(2017年)6月~9月に太平洋艦隊将兵は、国防省ロシア地理学協会の後援下でマトゥア島への第2の科学研究探検へ参加する。
現在、島の調査の為の計画の詳細が纏められ、人員及び調査委業務に必要な機材の選択が進められている。

更に、太平洋艦隊の基地では、2017年の国際軍事競技の枠組みにおいて、海上と野外で2つの国際競争「海洋杯」「海上揚陸」が実施されるとマトヴェーエフは付け加えた。



ロシア連邦軍の新年度は、12月1日から始まります。
つまり、2016年12月1日から2017年11月30日までが「2017年度」という事になります。

今回は、この「2017年度」太平洋艦隊の大まかな予定が発表されました。

まず、2016年12月には、インド海軍との合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』が実施されます。
この他に6つの国際演習へ参加するとの事ですが、その中の1つには、当然、中国海軍との合同演習『海洋協同-2017』が有るでしょう。

太平洋艦隊は、2016年5月~6月にクリル諸島(千島列島)中部のマトゥア島(松輪島)の調査を行ないましたが、2017年6月~9月には2回目の調査が行なわれるとの事です。
[クリル諸島マトゥア島(松輪島)のロシア海軍基地建設]

現在、太平洋艦隊大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、「アドミラル・パンテレーエフ」、大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」が遠距離航海を行なっているとの事です。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はインド洋へ向かった]
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイはウラジオストクへ帰投した]

この他、太平洋艦隊は2つの国際軍事競技会へ参加するとの事です。
2016年の「海洋杯」黒海及びカスピ海で、「海上揚陸」バルト海で実施されましたが、2017年は2つとも太平洋艦隊の基地で実施されるようです。
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