ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は地中海東部(シリア沖)で空母への着艦に失敗して海中へ落ちた


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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年12月5日13時26分配信
【Su-33は「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦した際に甲板を越えて飛び出した】
モスクワ、12月5日-ロシア通信社ノーボスチ

ロシアSu-33シリアでの戦闘任務を遂行した後、航空母艦「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦する際、甲板を越えて飛び出した。
(ロシア)国防省は発表した。
事故の原因は、航空拘束装置のケーブルが切断された事に起因する。

戦闘機パイロットは脱出に成功し、彼は捜索救助サービスにより艦上へ送り届けられた。
飛行士の健康状態は、如何なる危険にも晒されていない事を当局は指摘した。

国防省は更に、遠距離計画の下に地中海で行動しているロシア空母グループは、甲板からの航空機のフライトは任務に沿って継続すると伝えた。

重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」率いる北方艦隊艦船グループは、11月中旬に地中海への移動を完了し、シリア沖で演習を始めた。
11月15日、航空母艦戦闘機Su-33は、初めてテロリストへ打撃を与えた。

11月14日、航空母艦へ着艦の為に進入していた戦闘機MiG-29が事故の為に失われた。
技術的障害が故に航空機巡洋艦から数キロメートルで墜落した。
MiG-29を操縦していた飛行士はタイミングよく脱出し、被害は無かった。



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ロシア海軍艦上戦闘機Su-33は、北方艦隊「スモレンスク赤旗授与・ソ連邦英雄2度受賞ボリス・サフォーノフ記念第279独立艦上戦闘機航空連隊」にのみ配備されており、重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を母艦としています。
(普段はセヴェロモルスク-3飛行場に駐留)
現在の総保有機は21機であり、少なくとも16機程度が稼働状態に在ります。
(機体番号60、62、66、67、68、71、76、77、78、79、80、84、85、86、87、88)
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稼動状態に在る16機のSu-33は寿命延長近代化改修が行なわれており、少なくとも2025年までは運用されることになります。
[ロシア北方艦隊艦上戦闘機隊は近代化改修されたSu-33を受け取った]
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は2025年まで現役に留まる]

第279連隊Su-33は、2016年4月26日から6月24日までクリミア半島サキ飛行場艦上機訓練施設「ニートカ」で「発着艦」訓練を行ないました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33はクリミア半島の訓練複合体ニートカでの発着訓練を完了した]


その後、7月1日からは母艦「アドミラル・クズネツォフ」での飛行訓練を行ないました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機の飛行訓練が始まった]
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機の発着艦訓練が始まった]


重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とするロシア海軍空母機動部隊は、2016年10月15日に地中海へ向けて出航し、現在はシリア沖に展開しています。
Su-33は、10機程度が搭載されています。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-)]

11月15日、「アドミラル・クズネツォフ」艦上戦闘機Su-33は、初めてシリアへの空爆作戦へ参加しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリア領内のテロ組織への攻撃へ参加した]


Su-33イドリブ県『アル=ヌスラ戦線』の施設を爆撃し、3名の野戦司令官を含む30名以上の戦闘員が死亡しました。
[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33の空爆によりアル=ヌスラ戦線の戦闘員30名以上が死亡した]


11月17日、ロシア航空宇宙軍戦略爆撃機シリア領内のテロ組織『イスラム国』『アル=ヌスラ戦線』の施設へ有翼ミサイルKh-101を発射した事に呼応して、再び「アドミラル・クズネツォフ」Su-33シリア領内を爆撃しました。
[ロシア海軍の正規空母アドミラル・クズネツォフの艦載機は再びシリアのテロ組織を空爆した]

元々は空対空専門のSu-33でしたが、今回の地中海遠征へ出発する前に、地上爆撃用の特殊計算サブシステムSVP-24-33が装備されました。
[ロシア海軍航空隊の艦上戦闘機Su-33は地上攻撃の為の新たなシステムを装備する]
[ロシア海軍の艦上戦闘機Su-33は爆撃精度を向上させる為のシステムを装備している]


11月20日頃、「アドミラル・クズネツォフ」の艦載機(8機のSu-33と1機のMiG-29KR)は、初めてシリアフマイミーン航空基地(ラタキア郊外)へ着陸しました。
その後、艦載機は「アドミラル・クズネツォフ」へ戻りました。
[ロシア海軍の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフの艦載機は初めてシリアのフマイミーン基地へ着陸した]

そして12月5日、1機のSu-33「アドミラル・クズネツォフ」へ着艦した際、着艦拘束装置のワイヤーを切ってしまった為に停止できず、海中に落ちました。
パイロットは脱出に成功しました。

11月13日には艦上戦闘機MiG-29Kが墜落しており、今回の地中海遠征において2度目の事故です。
[地中海東部のロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフで艦上戦闘機MiG-29Kの墜落事故が発生した]
[ロシア海軍空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機MiG-29KRの墜落事故(2016年11月13日)・続報]


なお、11年前の2005年9月5日、大西洋上に居た「アドミラル・クズネツォフ」において、全く同様の事故が起こっています。




「アドミラル・クズネツォフ」着艦拘束装置サンクトペテルブルクプロレタリア工場で製造されており、ロシア海軍だけでは無く、インド海軍でも使用されています。
[ロシアは着艦拘束装置の製造を再開した]
もしも着艦拘束装置に欠陥(設計ミスや製造ミス)が有るのならば、インド海軍でも同様の事故が多発しているでしょう。
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