アデン湾における大型対潜艦マルシャル・シャーポシニコフの活躍を描いた映画が撮影される
2010年5月5日にアデン湾で発生したタンカー「モスクワ大学」乗っ取り事件において、同船解放に活躍したロシア太平洋艦隊の大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」を描いた映画『22ミニッツ』が製作されます。
【ソマリア海賊:露タンカー乗っ取り 翌日に解放】

『ロシア通信社ノーボスチ・極東管区ニュース』より。
【ロシア太平洋艦隊の海賊との戦いを描く映画の撮影が沿海地方で始まった】
ウラジオストク、7月9日-ロシア通信社ノーボスチ
「モスフィルム」協会の一員である映画制作会社「シグル」は、太平洋艦隊の大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」乗組員の為の長編映画「22ミニッツ」の撮影を開始した。
太平洋艦隊公式代理人ローマン・マルトフ1等海佐は、ロシア通信社ノーボスチに伝えた。
太平洋艦隊第4艦船支隊の海軍歩兵と大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」乗組員は、2010年5月6日、アデン湾でソマリア海賊に乗っ取られたリベリア船籍のタンカー「モスクワ大学」を解放した。
同船上には、23名のロシア人船員が乗っていた。
86000トンの石油を積んだタンカーは、紅海から中国へ向かっていた。
襲撃を受けた船及びロシア海軍将兵に負傷者は居なかった。10名の海賊が拘束され、あとの1名は死亡した。
「冒険映画の撮影は、沿海州では、日曜日に沿海地方でスタートしました。
現在、撮影グループは、ウラジオストク地域の典型的な美しい海の景色で知られているバサルギン灯台で撮影に取り組んでいます」
代理人は述べた。
彼によると、その後、アデン湾で海賊対処当直に参加した大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」艦内でも撮影が続けられる。
「撮影では、俳優達は、大型対潜艦の乗組員、海軍歩兵特殊分隊、艦載航空隊のヘリコプターKa-27と関わります。
6日間に渡る撮影で、航海時の戦闘艦の実際の生活の模様、"黒ベレー"の訓練や、海賊に乗っ取られた船へ突入する訓練の幾つかのエピソードがが再現されます」
マルトフは述べた。
(2012年7月9日17時43分配信)
2010年5月5日、リベリア船籍のロシアのタンカー「モスクワ大学」がアデン湾でソマリア海賊に乗っ取られ、当時アデン湾に居たロシア海軍の大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」により、翌6日に解放されました。
『ロシア通信社ノーボスチ』情報グラフィックより。
2012年5月7日配信
【乗っ取られたタンカー「モスクワ大学」の突入解放作戦】
この時のロシア海軍海賊対処部隊指揮官は、第44対潜艦旅団司令官イリダル・アフメロフ1等海佐でした。
[ソマリア海賊対処部隊指揮官イリダル・アフメロフの華麗な戦歴]
上の記事によると、タンカー「モスクワ大学」を乗っ取ろうとしたソマリア海賊は1名が射殺され、10名が拘束されました。
しかし、拘束された10名も、ゴムボートに乗せられて海上へ放逐され、その後、死亡しました。
結果的に、「モスクワ大学」を襲撃したソマリア海賊は、11名全てが死亡しました。
この「結末」まで忠実に劇中で再現されるのかどうかはさておき、この事件を題材にした映画が製作されます。
むろん、ロシア海軍側(大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」)視点で。
ただし、上の記事によると、艦内での撮影は、同型の大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」を使って行われるようです。

記事中に登場するバサルギン灯台は、ウラジオストクの南東端に位置しています。


【ソマリア海賊:露タンカー乗っ取り 翌日に解放】

『ロシア通信社ノーボスチ・極東管区ニュース』より。
【ロシア太平洋艦隊の海賊との戦いを描く映画の撮影が沿海地方で始まった】
ウラジオストク、7月9日-ロシア通信社ノーボスチ
「モスフィルム」協会の一員である映画制作会社「シグル」は、太平洋艦隊の大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」乗組員の為の長編映画「22ミニッツ」の撮影を開始した。
太平洋艦隊公式代理人ローマン・マルトフ1等海佐は、ロシア通信社ノーボスチに伝えた。
太平洋艦隊第4艦船支隊の海軍歩兵と大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」乗組員は、2010年5月6日、アデン湾でソマリア海賊に乗っ取られたリベリア船籍のタンカー「モスクワ大学」を解放した。
同船上には、23名のロシア人船員が乗っていた。
86000トンの石油を積んだタンカーは、紅海から中国へ向かっていた。
襲撃を受けた船及びロシア海軍将兵に負傷者は居なかった。10名の海賊が拘束され、あとの1名は死亡した。
「冒険映画の撮影は、沿海州では、日曜日に沿海地方でスタートしました。
現在、撮影グループは、ウラジオストク地域の典型的な美しい海の景色で知られているバサルギン灯台で撮影に取り組んでいます」
代理人は述べた。
彼によると、その後、アデン湾で海賊対処当直に参加した大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」艦内でも撮影が続けられる。
「撮影では、俳優達は、大型対潜艦の乗組員、海軍歩兵特殊分隊、艦載航空隊のヘリコプターKa-27と関わります。
6日間に渡る撮影で、航海時の戦闘艦の実際の生活の模様、"黒ベレー"の訓練や、海賊に乗っ取られた船へ突入する訓練の幾つかのエピソードがが再現されます」
マルトフは述べた。
(2012年7月9日17時43分配信)
2010年5月5日、リベリア船籍のロシアのタンカー「モスクワ大学」がアデン湾でソマリア海賊に乗っ取られ、当時アデン湾に居たロシア海軍の大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」により、翌6日に解放されました。
『ロシア通信社ノーボスチ』情報グラフィックより。
2012年5月7日配信
【乗っ取られたタンカー「モスクワ大学」の突入解放作戦】
この時のロシア海軍海賊対処部隊指揮官は、第44対潜艦旅団司令官イリダル・アフメロフ1等海佐でした。
[ソマリア海賊対処部隊指揮官イリダル・アフメロフの華麗な戦歴]
上の記事によると、タンカー「モスクワ大学」を乗っ取ろうとしたソマリア海賊は1名が射殺され、10名が拘束されました。
しかし、拘束された10名も、ゴムボートに乗せられて海上へ放逐され、その後、死亡しました。
結果的に、「モスクワ大学」を襲撃したソマリア海賊は、11名全てが死亡しました。
この「結末」まで忠実に劇中で再現されるのかどうかはさておき、この事件を題材にした映画が製作されます。
むろん、ロシア海軍側(大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」)視点で。
ただし、上の記事によると、艦内での撮影は、同型の大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」を使って行われるようです。

記事中に登場するバサルギン灯台は、ウラジオストクの南東端に位置しています。


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