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ロシア海軍バルト艦隊へ多用途複座戦闘機Su-30SMが配備される

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『タス通信』より
2016年12月7日14時47分配信
【戦闘機Su-30SMは『2017年の国家防衛発注』の枠組みにおいてバルト艦隊の海軍航空隊へ補充される】
カリーニングラード、12月7日/タス通信特派員アレクサンドル・アルヒポフ

新たな戦闘機Su-30SMバルト艦隊海軍航空隊へ軍備採用され、最初の航空機は12月8日にカリーニングラード近郊のチェルニャホフスク市の飛行場へ到着する。
同艦隊の広報サービスは発表した。

「2017年の国家防衛発注の枠組みにおいてバルト艦隊の海軍航空隊へ、このタイプの戦闘機が更に数機引き渡されます」
声明では、こう述べられた。

広報サービスが指摘したように、最初のSu-30SM乗員は、エイスク海軍航空隊戦闘動作・飛行再訓練センターで再訓練を受けた。
更なる飛行士の準備は、直接に新たな航空機をマスターした同僚が助け、航空基地へ戦闘機が受け入れられる。

Su-30SMは、ロシアの第4++世代多目的重戦闘機Su-30の最後の近代化型であり、超機動性を有し、フェーズドアレイアンテナ方式の電波位置特定機(レーダー)、推力ベクトル制御エンジン、前部水平翼(カナード)を装備する。



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ロシア海軍航空隊の為の多用途複座戦闘機Su-30SMの購入契約は2013年12月に締結されました。
[ロシア海軍航空隊の為に戦闘機Su-30SMと練習機Yak-130が購入される]

2014年7月に最初の3機がロシア海軍へ引き渡され、黒海艦隊へ配備されました。
[3機の多用途複座戦闘機Su-30SMがロシア海軍へ引き渡された]
[ロシア海軍航空隊は戦闘機Su-30SMの運用を開始した]

2015年2月には初めて黒海艦隊の演習へ参加しています。
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊のSu-30SMは艦隊防空演習に参加した]

2015年9月には初めて地上攻撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊の戦闘機Su-30SMは初の地上攻撃演習を行なった]

2015年10月には抜き打ち演習へ参加しています。
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊は抜き打ち演習を行なった]

黒海艦隊航空隊(第43独立海洋襲撃機航空連隊)は、2015年末までに合計8機のSu-30SMを受領しました。
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊は戦闘機Su-30SMへの更新を続ける]

クリミア半島海軍航空隊(黒海艦隊所属)には、1個飛行隊(エスカドリーリャ)分となる12機程度の戦闘機Su-30SMが2016年までに配備されます。
[クリミアのロシア海軍航空隊は1個飛行隊(12機)の戦闘機Su-30SMを受領する]

黒海艦隊航空隊Su-30SMは、現用の前線爆撃機Su-24を代替します。
[ロシア海軍黒海艦隊航空隊の前線爆撃機Su-24は2020年までに多用途戦闘機Su-30SMで代替される]

2016年11月28日までに数機のSu-30SMが引き渡されました。
(おそらくは黒海艦隊第43独立海洋襲撃機航空連隊へ)
この内の1機は「イルクーツク」と命名されました。
[ロシア海軍航空隊へ多用途複座戦闘機Su-30SMが引き渡された]


今後、Su-30SM北方艦隊にも配備されます。
[ロシア海軍北方艦隊へ多用途複座戦闘機Su-30SMが配備される]

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更に、バルト艦隊向けの調達も予定されている事が明らかにされました。

バルト艦隊向けのSu-30SMチェルニャホフスク飛行場へ配備されることになるようですが、ここには第4独立親衛海洋襲撃機航空連隊前線爆撃機Su-24が駐留しております。
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