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ロシア海軍とインド海軍はベンガル湾で合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』を実施する

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2016年12月21日13時9分配信
【合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』の枠組みにおいてロシアとインドの船員はベンガル湾で砲射撃を実施した】

ロシア-インド海軍演習『インドラ・ネイヴィー-2016』活動段階(アクティブフェーズ)第1日目の枠組みにおいて、太平洋艦隊インド海軍戦闘艦は、砲射撃の実施による対空防衛活動へ取り組んだ。

更に、演習計画下でロシア及びインドの艦の乗組員は、海上での通信訓練と、夜間時の合同機動訓練の要素を行なった。

ロシア海軍から演習へ参加する太平洋艦隊戦闘艦支隊大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」で構成され、沿海地方多種戦力小艦隊副司令官エドゥアルド・ミハイロフ少将の指揮下に在る。

インド海軍からは演習の海上フェーズへ3隻の戦闘艦、潜水艦、更には海軍航空隊航空機ヘリコプターが関与する。
支隊を指揮するのは東部艦隊司令官ビスワジット・ダスグプタ少将である。

演習の活動段階中にロシアインドの艦は、仮想敵の空中攻撃の撃退、戦術グループを構成する艦船の合同機動、航行中の対潜防衛と物資補充の要素、海上ならびに空中目標への砲射撃といった課題へへ取り組み、12月21日まで続けられる。

更に、ベンガル湾海域では、演習の対海賊エピソードの枠組みにおいて、インド特殊部隊太平洋艦隊海軍歩兵による船の臨検活動が実施される。

[参照]
最初のロシア-インド海軍演習は2003年5月に実施された。
2005年、ロシア-インド合同演習『インドラ』の名を持つ事になった。
その後、ロシア海軍艦船支隊インド海軍の2国間演習は、2007年、2014年、2015年に実施された。



[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』(2016年12月)]

太平洋艦隊艦船支隊は2016年10月15日にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はインド洋へ向かった]

[太平洋艦隊艦船支隊](指揮官:沿海地方小艦隊副司令官エドゥアルド・ミハイロフ少将)
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」
駆逐艦「ブイストルイ」
大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」
救助曳船「アラタウ」


支隊は10月20日午後5時頃に対馬海峡を通過しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2016年10月21日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

11月1日にインドネシアタンジュンプリオク港を訪れました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はインドネシアのタンジュンプリオク港を訪問した]

11月6日にタンジュンプリオク港から出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はインドネシアを去った]


その後、駆逐艦「ブイストルイ」救助曳船「アラタウ」の2隻は本隊と別れ、11月17日午後3時頃には対馬海峡を北上しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2016年11月18日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

11月21日までに駆逐艦「ブイストルイ」ウラジオストクへ帰港しました。
救助曳船「アラタウ」も帰港したようです。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイはウラジオストクへ帰投した]


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一方、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」の2隻となった太平洋艦隊艦船支隊は12月初頭にタイ王国サッタヒープ港を訪れ、12月6日に出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はタイ訪問を終えた]

太平洋艦隊艦船支隊は、12月14日から21日までヴィシャーカパトナムベンガル湾で実施されるロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』へ参加します。
(ベンガル湾での実際の海上演習は12月18日から21日まで)
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインド海軍との合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』へ参加する]

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12月14日、太平洋艦隊艦船支隊ヴィシャーカパトナムへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインドのヴィシャーカパトナム港へ到着した]


12月15日には合同演習の打ち合わせが行なわれました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア軍管区(艦隊)広報サービス発表
2016年12月15日13時40分配信
【ロシア-インド海軍演習『インドラ・ネイヴィー-2016』の参加者は合同実地行動の準備を行なう】

12月16日には、両国の演習参加艦の相互訪問と手旗信号の伝達訓練が行われました。
[ロシア海軍とインド海軍は互いの艦を相互訪問した]

12月17日には、殉職したインド海軍将兵の記念碑へ献花しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2016年12月17日6時7分配信
【演習『インドラ・ネイヴィー-2016』の参加者は死亡した船員の記憶に敬意を表した】

12月18日には、合同演習における海軍歩兵部隊の行動についての最終打ち合わせと、両国海軍将兵のスポーツ競技会が行なわれました。
[ロシア海軍とインド海軍の代表は合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』での行動についての最終打ち合わせを行なった]

12月19日、ロシア海軍インド海軍の演習参加艦は、演習実施海域ベンガル湾へ出航しました。
[合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』へ参加するロシア海軍とインド海軍の艦船はベンガル湾へ向かった]

その後、ロシア海軍インド海軍の艦はベンガル湾で砲撃訓練や通信訓練、夜間の機動訓練を行ないました。
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『インドラ・ネイヴィー-2016』には、ロシア海軍側から2隻が参加します。

大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」(1986年2月15日就役)
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大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」(1978年10月30日就役)
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インド海軍側からは、4隻が参加します。

駆逐艦D54「ランヴィール」(1986年 8月28日就役)
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フリゲートF59「サツプラ」(2011年8月20日就役)
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対潜コルベットP28「カモルタ」(2014年8月23日就役)
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ディーゼルエレクトリック潜水艦S57「シンドゥラジ」(1987年10月20日就役)
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