ロシア海軍とインド海軍の合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』は終了した

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年14時15分配信
【インドでロシア-インド海軍演習『インドラ・ネイヴィー』が完了した】
モスクワ、12月22日-ロシア通信社ノーボスチ
インドでのロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』は完了し、その中で2ヶ国の艦は海上での対抗戦を演じた。
東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフは発表した。
「海軍演習『インドラ・ネイヴィー-2016』海上フェーズの最終となる第3日目にロシアとインドの戦闘艦は海上での対抗戦を演じました」
彼は話した。
マトヴェーエフは、グループ対抗機動演習計画下で、独自手段による仮想敵の探知を行ない、模擬打撃を与えた事を指摘した。
更に彼は、ロシアの大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、インドの駆逐艦「ランヴィール」とフリゲート「サツプラ」が、インドのコルベット「カモルタ」が配置された海域の水上目標への砲射撃を実行したと付け加えた。
「ロシアとインドの軍事船員は、太平洋艦隊の給油船ブートマの積載手段の支援を受けてフリゲート"サツプラ"から大型対潜艦アドミラル・トリブツへの海上での貨物移送の要素へ取り組みました。
演習が完了し、その結果が集計され、演習へ参加した両国の船員は隊列を組み、インド海軍のフリゲート"サツプラ"艦上でロシア海軍艦船支隊の送別式典が開催されました」
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』(2016年12月)]
太平洋艦隊艦船支隊は2016年10月15日にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はインド洋へ向かった]
[太平洋艦隊艦船支隊](指揮官:沿海地方小艦隊副司令官エドゥアルド・ミハイロフ少将)
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」
駆逐艦「ブイストルイ」
大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」
救助曳船「アラタウ」
支隊は10月20日午後5時頃に対馬海峡を通過しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2016年10月21日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
11月1日にインドネシアのタンジュンプリオク港を訪れました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はインドネシアのタンジュンプリオク港を訪問した]
11月6日にタンジュンプリオク港から出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はインドネシアを去った]
その後、駆逐艦「ブイストルイ」と救助曳船「アラタウ」の2隻は本隊と別れ、11月17日午後3時頃には対馬海峡を北上しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2016年11月18日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
11月21日までに駆逐艦「ブイストルイ」はウラジオストクへ帰港しました。
救助曳船「アラタウ」も帰港したようです。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイはウラジオストクへ帰投した]

一方、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」の2隻となった太平洋艦隊艦船支隊は12月初頭にタイ王国のサッタヒープ港を訪れ、12月6日に出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はタイ訪問を終えた]
太平洋艦隊艦船支隊は、12月14日から21日までヴィシャーカパトナムとベンガル湾で実施されるロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』へ参加します。
(ベンガル湾での実際の海上演習は12月18日から21日まで)
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインド海軍との合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』へ参加する]

12月14日、太平洋艦隊艦船支隊はヴィシャーカパトナムへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインドのヴィシャーカパトナム港へ到着した]
12月15日には合同演習の打ち合わせが行なわれました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア軍管区(艦隊)広報サービス発表
2016年12月15日13時40分配信
【ロシア-インド海軍演習『インドラ・ネイヴィー-2016』の参加者は合同実地行動の準備を行なう】
12月16日には、両国の演習参加艦の相互訪問と手旗信号の伝達訓練が行われました。
[ロシア海軍とインド海軍は互いの艦を相互訪問した]
12月17日には、殉職したインド海軍将兵の記念碑へ献花しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2016年12月17日6時7分配信
【演習『インドラ・ネイヴィー-2016』の参加者は死亡した船員の記憶に敬意を表した】
12月18日には、合同演習における海軍歩兵部隊の行動についての最終打ち合わせと、両国海軍将兵のスポーツ競技会が行なわれました。
[ロシア海軍とインド海軍の代表は合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』での行動についての最終打ち合わせを行なった]
12月19日、ロシア海軍とインド海軍の演習参加艦は、演習実施海域ベンガル湾へ出航しました。
[合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』へ参加するロシア海軍とインド海軍の艦船はベンガル湾へ向かった]
その後、ロシア海軍とインド海軍の艦はベンガル湾で砲撃訓練や通信訓練、夜間の機動訓練を行ないました。
[ロシア海軍とインド海軍はベンガル湾で合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』を実施する]
12月20日もベンガル湾で対潜戦闘、対空戦闘、海賊船撃退訓練が行なわれました。
[ロシア海軍とインド海軍はベンガル湾で合同砲撃訓練を行なった]

『インドラ・ネイヴィー-2016』は12月21日に終了し、太平洋艦隊艦船支隊は、海上でインド海軍艦船部隊と別れました。
『インドラ・ネイヴィー-2016』には、ロシア海軍側から2隻が参加しました。
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」(1986年2月15日就役)

大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」(1978年10月30日就役)

インド海軍側からは、4隻が参加しました。
駆逐艦D54「ランヴィール」(1986年 8月28日就役)

フリゲートF59「サツプラ」(2011年8月20日就役)

対潜コルベットP28「カモルタ」(2014年8月23日就役)

ディーゼルエレクトリック潜水艦S57「シンドゥラジ」(1987年10月20日就役)

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