ロシア海軍艦船、宗谷海峡通過(2012年7月7日~8日)
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2012-2015年)

『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2011年7月10日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について(7月10日)】
7月7日から8日に掛け、計13隻のロシア海軍艦艇が宗谷海峡を通過、西進しました。
通過したのは、この13隻です。
[7月7日午前7時頃に宗谷海峡を西進]
ロプチャーI級戦車揚陸艦055:大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスキー」(第100揚陸艦旅団)
[7月8日午後6時~8時頃に宗谷海峡を西進]
スラバ級ミサイル巡洋艦011:親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(第36水上艦師団)
ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦715:駆逐艦「ブイストルイ」(第36水上艦師団)
ウダロイI級ミサイル駆逐艦543:大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」(第36水上艦師団)
ウダロイI級ミサイル駆逐艦572:大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」(第36水上艦師団)
グリシャV級小型フリゲート323:小型対潜艦「メチェーリ」(第19水上艦旅団・第11水域警備艦大隊)
グリシャV級小型フリゲート362:小型対潜艦「MPK-17」(第19水上艦旅団・第11水域警備艦大隊)
グリシャV級小型フリゲート390:小型対潜艦「コレーツ」(第19水上艦旅団・第11水域警備艦大隊)
アルタイ改級補給艦:中型海洋給油船「イリム」
フィニク級測量艦:小型水路測量船GS-84
モマ級測量艦:水路測量船「アンタルクチーダ」
ユグ級海洋観測艦:水路測量船「ヴィツェ-アドミラル・ヴォロンツォフ」
ゴーリン級航洋曳船:救助曳船SB-522
ここで想起されるのは、7月1日、計26隻のロシア太平洋艦隊所属艦艇が宗谷海峡を東進した事です。
[ロシア太平洋艦隊艦艇、宗谷海峡を東進(2012年7月1日)]
この26隻は、6月末から7月初頭に掛けて実施されたロシア太平洋艦隊(東方軍管区)指揮幕僚演習に参加した艦船です。
[ロシア太平洋艦隊(東方軍管区)は大規模演習を行なう]
[ロシア海軍歩兵はサハリン南部で上陸演習を行なった]
[オホーツク海南部で地対艦ミサイル発射訓練が行なわれた]
[ロシア太平洋艦隊の大規模演習は成功裏に終わった]
[ロシア太平洋艦隊水上艦はオホーツク海で防空戦闘訓練を行なった]
今回、宗谷海峡を西進した艦船13隻の内、11隻が7月1日に同海峡を東進した艦船です。
7月1日の通過リストに入っていないのは、中型海洋給油船「イリム」と救助曳船SB-522です。
これらの艦船は、演習を終えて母港(ウラジオストクあるいはフォーキノ)へ戻るのでしょう。
7月1日に宗谷海峡を通過した26隻の内、ナヌチカIII級ミサイル護衛哨戒艇2隻(小型ロケット艦「イネイ」、「ラズリーフ」)はカムチャツカ半島のペトロパブロフスク・カムチャツキーに駐留しているので、同地へ帰ったのでしょう。
しかしそれでも、まだこれだけの艦が現時点でオホーツク海に居る事になります。
ウダロイI級ミサイル駆逐艦564:大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」(第36水上艦師団)
タランタルIII級ミサイル護衛哨戒艇924:大型ロケット艇R-14(第19水上艦旅団・第2親衛ミサイル艇大隊)
タランタルIII級ミサイル護衛哨戒艇937:大型ロケット艇R-18(第19水上艦旅団・第2親衛ミサイル艇大隊)
タランタルIII級ミサイル護衛哨戒艇978:大型ロケット艇R-19(第19水上艦旅団・第2親衛ミサイル艇大隊)
ロプチャーI級戦車揚陸艦066:大型揚陸艦「オスリャブヤ」(第100揚陸艦旅団)
ロプチャーII級戦車揚陸艦077:大型揚陸艦「ペレスウェート」(第100揚陸艦旅団)
アリゲーターIV級戦車揚陸艦081:大型揚陸艦「ニコライ・ヴィルコフ」(第100揚陸艦旅団)
フィニク級測量艦:小型水路測量船GS-47
フィニク級測量艦:小型水路測量船GS-296
フィニク級測量艦:小型水路測量船GS-404
ビヤ級測量艦:小型水路測量船GS-200
カメンカ級測量艦:小型水路測量船GS-210
カシュタン級設標艦:サルベージ船KIL-168
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