ロシア海軍の新世代小型ロケット艦プロジェクト22800は2022年までに18隻建造される


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年12月24日14時35分配信
【『ペラ』社は2022年までに18隻の小型ロケット艦を建造する】
サンクトペテルブルク、12月24日-ロシア通信社ノーボスチ
サンクトペテルブルク企業『ペラ』は、ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦を2022年までに18隻建造する。
土曜日、海軍総参謀長アンドレイ・ヴォロジンスキー中将は報道陣へ伝えた。
土曜日、彼は『ペラ』社でのプロジェクト22800小型ロケット艦「ブーリャ」の起工式典へ出席した。
「2022年までに『ペラ』では18隻のプロジェクト22800小型ロケット艦の建造が計画されております」
ヴォロジンスキーは話した。
『ペラ』社では、既に3隻の新世代小型ロケット艦プロジェクト22800~「ウーラガン」、「タイフーン」、「シクヴァル」が様々な建造段階に在る。
中央海洋計画設計局『アルマーズ』により設計された小型ロケット艦プロジェクト22800の排水量は約800トン、速力は30ノット以上である。
小型ロケット艦は高精度ミサイル兵器と現代的な砲複合体を装備する。
艦は、基地から約3000海里離れた海洋ゾーンで任務を遂行できる。
[新世代小型ロケット艦カラクルト級]
プロジェクト22800「カラクルト」は、ロシア海軍の現用のプロジェクト12341「オヴォード」小型ロケット艦(ナヌチュカ級)及びプロジェクト12411「モルニヤ」ロケット艇(タランタル級)の代替となる新世代の小型ロケット艦であり、現在までに5隻が起工されています。
「カラクルト」の最初の2隻:「タイフーン」と「ウラガーン」は、2015年12月24日にサンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で起工されました。

[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ウラガーンとタイフーンはサンクトペテルブルクで起工された]
2016年5月10日には、クリミア半島のフェオドシヤ造船工場で「シトルム」が起工されました。

[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦シトルムはクリミアで起工された]
7月29日には、『ペラ』造船所で「シクヴァル」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦シクヴァルは起工された]
2016年末の12月24日には、『ペラ』造船所で「ブーリャ」が起工されました。
[ロシア海軍の為のプロジェクト22800小型ロケット艦ブーリャはサンクトペテルブルクで起工された]
その「ブーリャ」起工式典において、ロシア海軍総参謀長アンドレイ・ヴォロジンスキー中将は、『ペラ』造船所で2022年までに18隻のプロジェクト22800の建造が計画されていると述べました。
おそらく、この18隻には、クリミア半島のフェオドシヤ造船工場と協同で建造する分も含まれるでしょう。
プロジェクト22800は、『ペラ』造船所並びにフェオドシヤ造船工場の他に、今後はタタールスタンのゼレノドリスク造船所でも5隻が建造されますが、これも『ペラ』造船所との協同建造になるのでしょうか。
[タタールスタンのゼレノドリスク造船所はロシア海軍の為に小型ロケット艦カラクルト級を5隻建造する]
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