改造を終えた特務原潜ポドモスコヴィエ(モスクワ州)はロシア海軍へ引き渡された

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2016年12月26日14時32分配信
【原子力潜水艦「ポドモスコヴィエ」(モスクワ州)は近代化の後に(ロシア)海軍へ引き渡された】

艦船修理センター『ズヴェズドーチカ』は、大型原子力潜水艦「ポドモスコヴィエ」(モスクワ州)を修理並びに近代化の完了後にロシア海軍へ引き渡した。
12月26日・月曜日、同社広報サービスは発表した。


潜水艦の出航準備作業を艦船修理センターは2016年10月に完了した。
工場航行試験及びその後の国家受領試験は11月から12月まで続き、ロケット艦は全てのシステムと機構の整備状態を点検する課題へ取り組む為、数度の出航を行なった。

試験の結果、艦の技術特性は設計上の数値に沿っている事が証明された。

受領証書への署名式典には、海軍総司令部、北方艦隊、白海海軍基地の代表、国家防衛発注の履行へ大いに貢献した統合造船業営団海洋工学中央設計局『ルビーン』北方生産合同『アルクチカ』科学生産合同『アヴローラ』株式会社『北方停泊地』と、他の契約企業の幹部が出席した。

受領証書への署名式典は、黒海で大規模航空事故を起こしたTu-154の犠牲者への1分間の黙祷で始まった。

戦略水中ロケット艦K-64は1982年12月に『セヴマシュプレドプリャーチェ』で起工された。
これは、7隻から成る潜水艦シリーズの3隻目である。
原子力艦は1987年2月にソヴィエト社会主義共和国海軍の戦闘編制へ採用された。
同年に潜水艦の乗組員は白海の射爆場から弾道ミサイルの発射訓練を実施した。
その後、ロケット艦は、海洋戦略核戦力グループの一員として9回の自立戦闘任務を遂行した。

1999年、潜水艦は、修理と、ロシア国防省の深海調査管理総局の為の小型潜水艦を搭載する改造へと向かった。



プロジェクト667BDRM(デルタIV級)戦略用途ロケット水中巡洋艦K-64は1982年12月18日に起工され、1984年3月3日に進水し、1986年12月23日にソ連海軍へ納入されました。

翌1987年2月24日に赤旗北方艦隊第3潜水艦小艦隊・第13潜水艦師団へ編入され、正式に就役しました。

1988年10月に弾道ミサイルの発射訓練を行なった後、同年11月から戦闘勤務(戦略核パトロール)に就きました。

その後、1995年まで戦闘勤務に就いていましたが、1999年からは第2カテゴリー予備役となり、セヴェロドヴィンスク市艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」へ回航され、特務原潜(小型原潜母艦)プロジェクト09787への改造工事が始まりました。
これに伴い、K-64BS-64と改称されました。

2002年以降、弾道ミサイル区画が撤去されました。
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2008年に「ポドモスコヴィエ」(モスクワ州)と命名されました。

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その後の動向は明らかにされませんでしたが、改造工事は進められ、2015年8月11日に造船台を出渠し、翌12日に進水しました。
[ロシア海軍の小型原潜母艦BS-64ポドモスコヴィエは造船台を出た]
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2016年10月22日、工場航行試験の為にセヴェロドヴィンスクを出航しました。
[ロシア海軍の小型原潜母艦BS-64ポドモスコヴィエは航行試験を開始した]


11月12日に一旦セヴェロドヴィンスクへ戻りました。

その後も航行試験は続けられ、12月23日までに最終試験である国家受領試験が終了しました。
[ロシア海軍北方艦隊の特務原潜ポドモスコヴィエ(モスクワ州)は国家試験を終えた]

そして2016年12月26日、「ポドモスコヴィエ」ロシア海軍へ引き渡されました。
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[特務原潜ポドモスコヴィエとAS-15は2016年末までにロシア海軍へ復帰する]
[特務原潜ポドモスコヴィエ(モスクワ州)は2016年12月にロシア海軍へ引き渡される]


記事中でも触れられていますが、12月25日、92名(アレクサンドロフ・アンサンブル団、いわゆる赤軍合唱団のメンバーを含む)を乗せてソチ空港を離陸したロシア軍旅客機Tu-154黒海に墜落しました。
『スプートニク日本語版』より
【露軍機ツポレフ154墜落】

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2016年12月25日10時16分配信
【ロシア国防省のTu-154の機上滞在者リスト】
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