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ロシア海軍太平洋艦隊の戦闘機MiG-31は対潜哨戒機Il-38を援護した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2016年12月30日11時42分配信
【迎撃戦闘機MiG-31はカムチャツカで航空機Il-38を「援護」した】
モスクワ、12月30日-ロシア通信社ノーボスチ

迎撃戦闘機MiG-31カムチャツカ航空機Il-38の援護を行なった。
東方軍管区下の太平洋艦隊広報サービス・情報供給部長ウラジーミル・マトヴェーエフ2等海佐は報道機関へ伝えた。

「カムチャツカで戦闘機飛行士は、太平洋艦隊対潜航空隊との連携飛行へ取り組みました。
そのために、MiG-31戦闘機飛行隊の搭乗員には、仮想敵潜水艦の探索を実施する対潜航空隊の航空機Il-38の援護を行なう任務が与えられました」
マトヴェーエフ
は話した。

MiG-31の搭乗員のフライト実施の下で、地域の「周回」、更には仮想敵の捕捉及び破壊行動の要素へ取り組んだ事が伝えられた。
フライトは、昼間及び夜間に実施された。
戦闘機飛行士の飛行勤務において、10回以上の訓練飛行が行なわれた。



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カムチャツカ半島エリゾヴォ飛行場には、太平洋艦隊海軍航空隊迎撃戦闘機MiG-31(第865独立戦闘機航空連隊)が駐留しています。
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このMiG-31は、元々はロシア防空軍に所属していたのですが、防空軍空軍と合併した後の1998年に海軍航空隊へ移管されました。
(第865独立戦闘機航空連隊は1989年にSu-15からMiG-31へ機種改編)

現在は、約30機のMiG-31B及びMiG-31D3が配備されています。


MiG-31は度々訓練を行なっており、2016年7月中旬には、原子力潜水艦から発射された超音速有翼ミサイルの迎撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦闘機MiG-31は原潜から発射された超音速巡航ミサイルを撃墜した]

12月24日には、敵の攻撃を受けて損傷したという想定下での滑走路への着陸訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2016年12月24日8時2分配信
【カムチャツカの太平洋艦隊海軍航空隊の戦闘機MiG-31乗員は、損傷したという想定下の滑走路への着陸へ取り組んだ】


そして12月30日には、潜水艦捜索訓練を行なう対潜哨戒機Il-38の援護訓練を行ないました。

エリゾヴォ飛行場には、近代化改修された2機のIl-38Nを含む対潜哨戒機Il-38も駐留しています。
[ロシア海軍航空隊は2020年までに計28機の近代化された対潜哨戒機Il-38Nを受領する]
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