警備艦スメトリーヴイはボスポラス海峡を通過した


『中央海軍ポータル(フロートコム)』より。
【黒海艦隊の警備艦「スメトリーヴイ」はボスポラス海峡を通過した】
2012年7月13日
セヴァストーポリ海軍基地を出港したロシア黒海艦隊の警備艦「スメトリーヴイ」は、沿岸警備隊のカッターに付き添われてボスポラス海峡を通過した。
2012年7月11日、『トルコ国営放送(TRT)ロシア語版』は伝えた。
モントルー条約により、トルコには海峡の戦闘艦通過の許可権が提供されている。
2012年4月にも、ロシア戦闘艦はボスポラス海峡を通過して地中海へと去っている。
シリアのタルトゥース港は、シリア国内で第2の港湾都市であり、ロシアの軍事拠点が置かれている事が想起される。
警備艦「スメトリーヴイ」(7月9日)


警備艦「スメトリーヴイ」は、プロジェクト61(カシン級)の1隻であり1969年に就役しました。
[最後のカシン型「スメトリーヴイ」]
「カシン」級は1962年から1973年に掛けて20隻がソ連海軍に就役しましたが、ソ連邦解体後は次々と除籍され、現在は「スメトリーヴイ」だけが現役に留まっています。
7月10日、ロシア北方艦隊の大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、3隻の大型揚陸艦、2隻の支援船がセヴェロモルスクを出港しました。
更には、バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」と1隻の給油船も合流するとの事です。
[ロシア北方艦隊の艦船グループは北大西洋へ行く]
「スメトリーヴイ」は、地中海で北方・バルト艦隊合同部隊と合流するようです。
「スメトリーヴイ」は、4月2日にもセヴァストーポリを出港して地中海東部(シリア沖)へ向かい、5月31日に帰港しています。
[最後のカシン級スメトリーヴイ、地中海へ]
[ロシア黒海艦隊警備艦スメトリーヴイはシリアへ行く]
[警備艦スメトリーヴイは地中海東部に滞在する]
[警備艦スメトリーヴイは地中海から戻ってきた]
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