ロシア海軍太平洋艦隊艦船は韓国の釜山港を訪れた

『タス通信』より
2017年1月13日4時57分配信
【太平洋艦隊艦船支隊は、南朝鮮(大韓民国)の釜山港を訪問する為に到着した】
ウラジオストク、1月13日/タス通信
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」と大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」で構成される太平洋艦隊戦闘艦支隊は、金曜日に南朝鮮(大韓民国)の釜山港へ到着した。
太平洋艦隊広報サービスは発表した。
係留された艦船は、参謀長チェ・ソンモク准将率いる大韓民国海軍作戦司令部の代表、儀仗隊、オーケストラに出迎えられ、「スラブ娘の別れ」と「百万本の真っ赤な薔薇」を含む数々のロシアの楽曲が演奏された。
太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊副司令官エドゥアルド・ミハイロフ少将は、歓迎式典中に韓国側の暖かい歓迎に感謝の意を表した。
釜山へのロシア艦船の寄港の主な目的は、食料、水の補充とチームの休養にある。
更に、一連の儀礼行事~ロシア総領事館への訪問、海辺の都市の市長と韓国海軍作戦司令部司令官チョン・ジンソブ中将への訪問と会談が計画されている。
また、ロシア船員は、韓国最大の都市の1つを見学し、韓国の同僚とサッカーをプレイし、韓国海軍フリゲート「江原道」を視察する。
地元住民は、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」の艦上へ上がる機会を得て、ロシア連邦軍事船員の勤務と生活条件についての知識を得る。
ロシア艦船は1月18日に釜山を去り、海上での捜索救助の国際演習へ参加する為、日本へ向かう。
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」と大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」は、ロシア軍太平洋艦隊の一員である。
2隻の艦船は昨年10月にウラジオストク港から出航して以来、インド洋及び太平洋海域で任務を遂行し、航海中に1800海里を航行した。
以前、彼等はインドとフィリピンの港を訪問した。
インドで彼等は合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』へ参加した。
マニラ港への寄港中に「アドミラル・トリブツ」艦上をフィリピン大統領ロドリゴ・ドゥテルテが訪れた。
その後、彼は、ロシア艦はフィリピンへ停泊できると述べた。
「何時でも、演習を行なう為、物資を補充する為、或いは、我々の同盟国として行動する事が有るときに」
[ロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』(2016年12月)]
太平洋艦隊艦船支隊は2016年10月15日にウラジオストクを出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はインド洋へ向かった]
[太平洋艦隊艦船支隊](指揮官:沿海地方小艦隊副司令官エドゥアルド・ミハイロフ少将)
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」
駆逐艦「ブイストルイ」
大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」
救助曳船「アラタウ」
支隊は10月20日午後5時頃に対馬海峡を通過しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2016年10月21日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
11月1日にインドネシアのタンジュンプリオク港を訪れました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はインドネシアのタンジュンプリオク港を訪問した]
11月6日にタンジュンプリオク港から出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はインドネシアを去った]
その後、駆逐艦「ブイストルイ」と救助曳船「アラタウ」の2隻は本隊と別れ、11月17日午後3時頃には対馬海峡を北上しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2016年11月18日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
11月21日までに駆逐艦「ブイストルイ」はウラジオストクへ帰港しました。
救助曳船「アラタウ」も帰港したようです。
[ロシア海軍太平洋艦隊の駆逐艦ブイストルイはウラジオストクへ帰投した]

一方、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、大型海洋給油船「ボリス・ブートマ」の2隻となった太平洋艦隊艦船支隊は12月初頭にタイ王国のサッタヒープ港を訪れ、12月6日に出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はタイ訪問を終えた]
太平洋艦隊艦船支隊は、12月14日から21日までヴィシャーカパトナムとベンガル湾で実施されるロシア-インド海軍合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』へ参加します。
(ベンガル湾での実際の海上演習は12月18日から21日まで)
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインド海軍との合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』へ参加する]

12月14日、太平洋艦隊艦船支隊はヴィシャーカパトナムへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はインドのヴィシャーカパトナム港へ到着した]
12月15日には合同演習の打ち合わせが行なわれました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア軍管区(艦隊)広報サービス発表
2016年12月15日13時40分配信
【ロシア-インド海軍演習『インドラ・ネイヴィー-2016』の参加者は合同実地行動の準備を行なう】
12月16日には、両国の演習参加艦の相互訪問と手旗信号の伝達訓練が行われました。
[ロシア海軍とインド海軍は互いの艦を相互訪問した]
12月17日には、殉職したインド海軍将兵の記念碑へ献花しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2016年12月17日6時7分配信
【演習『インドラ・ネイヴィー-2016』の参加者は死亡した船員の記憶に敬意を表した】
12月18日には、合同演習における海軍歩兵部隊の行動についての最終打ち合わせと、両国海軍将兵のスポーツ競技会が行なわれました。
[ロシア海軍とインド海軍の代表は合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』での行動についての最終打ち合わせを行なった]
12月19日、ロシア海軍とインド海軍の演習参加艦は、演習実施海域ベンガル湾へ出航しました。
[合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』へ参加するロシア海軍とインド海軍の艦船はベンガル湾へ向かった]
その後、ロシア海軍とインド海軍の艦はベンガル湾で砲撃訓練や通信訓練、夜間の機動訓練を行ないました。
[ロシア海軍とインド海軍はベンガル湾で合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』を実施する]
12月20日もベンガル湾で対潜戦闘、対空戦闘、海賊船撃退訓練が行なわれました。
[ロシア海軍とインド海軍はベンガル湾で合同砲撃訓練を行なった]

『インドラ・ネイヴィー-2016』は12月21日に終了し、太平洋艦隊艦船支隊は、海上でインド海軍艦船部隊と別れました。
[ロシア海軍とインド海軍の合同演習『インドラ・ネイヴィー-2016』は終了した]

その後、太平洋艦隊艦船支隊は帰路に就き、南シナ海で2017年の新年を迎えました。
[インド海軍との合同演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊は南シナ海で新年(2017年)を迎える]
2017年1月3日にフィリピンのマニラ港を訪問しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船はフィリピンのマニラを訪問した]
1月6日、フィリピン大統領ロドリゴ・ドゥテルテ氏は大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」を視察しました。
[フィリピン大統領ドゥテルテはロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツを視察した]
太平洋艦隊艦船支隊は1月7日にマニラ港訪問を終えて出航し、1月13日には韓国の釜山港へ到着しました。

太平洋艦隊艦船支隊の釜山訪問は1月18日まで続き、その後は「海上での捜索救助の国際演習へ参加する為に日本へ向かう」との事です。
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