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ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦アルローサの近代化改装は2017年に完了する

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2017年1月12日20時29分配信
【「アルローサ」は2017年には復帰するだろう】

2014年夏からセヴァストーポリの第13艦船修理工場で行なわれている潜水艦B-871「アルローサ」の修理と近代化は、2017年の完了が計画されている。

発注者への納入時期は2016年から2017年に移動した。
『海軍産業』(フロートプロム)特派員は、セヴァストーポリ造船所の広報秘書官セルゲイ・ゴルバチョフより伝えられた。

「作業は、工場にとっては、これまでに実行した事が無かった多くのユニークな特性を有しております」
ゴルバチョフ
は付け加えた。

ニジニ・ノヴゴロド造船所『クラースノエ・ソルモヴォ』で1989年に建造された「アルローサ」は、最近にプロジェクト636.3「ワルシャワンカ」艦が引き渡されるまでは黒海艦隊で唯一の戦闘可能な潜水艦だった。
「アルローサ」は修理完了後、黒海艦隊へ復帰すると見られている。
また、メディアから発表された情報によると、近代化された「アルローサ」は、魚雷発射管から発射される有翼ミサイル「カリブル-PL」で武装する。



[ポンプジェット潜水艦アルローサ(旧ブログ)]

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ロシア黒海艦隊潜水艦B-871「アルローサ」(1990年就役)は、2014年6月からセヴァストーポリ第13艦船修理工場(黒海艦隊直営)で修理及び近代化が行なわれています。
[ロシア海軍黒海艦隊のポンプジェット潜水艦アルローサは近代化改装を行なう]
[ロシア海軍黒海艦隊の潜水艦アルローサは近代化改装を行なっている]

「アルローサ」は、2016年4月18日までに第13艦船修理工場の浮きドックへ入渠しました。
[ロシア海軍黒海艦隊のポンプジェット潜水艦アルローサは2015年12月末までに復帰する]
[ロシア海軍黒海艦隊のポンプジェット潜水艦アルローサは浮きドックへ入った]

「アルローサ」の近代化改装作業は2016年末にも完了せず、海軍への引き渡しは2017年に延期されました。


記事中で触れられているように、B-871「アルローサ」は、長年~1990年代末から2010年代前半まで~に渡り、ロシア黒海艦隊で唯一の行動可能な潜水艦でした。

しかし、2014年以降、黒海艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦が就役し、この問題は解消されました。
[プロジェクト06363潜水艦]

プロジェクト06363潜水艦は、2014年に2隻、2015年に2隻が、2016年に2隻が就役し、この内の3隻が黒海艦隊基地へ回航されています。

艦齢25年のベテラン潜水艦「アルローサ」は、新造潜水艦6隻と共に黒海艦隊潜水艦部隊で勤務する事になります。
[ロシア黒海艦隊は2017年に7隻の潜水艦を有する]
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