ロシア海軍は2013年からヘリ空母ミストラル型の艦載ヘリコプター乗員の訓練を開始する
- カテゴリ:ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル級

『中央海軍ポータル(フロートコム)』より。
【ロシアは来年から「ミストラル」の為の飛行要員の準備を始める】
2012年7月16日
2013年、ロシア海軍は、フランスから取得する汎用ヘリコプタードック艦「ミストラル」で勤務する飛行要員の訓練を開始する。
ロシア海軍海洋航空隊司令官代行イーゴリ・コジン少将は述べた。
「来年、私共は、それら(ミストラル級)の為の航空隊の訓練飛行を開始します」
コジン氏は、土曜日にラジオ局『エコー・モスクワ』で、こう述べた。
「ミストラル-この艦は良いものであり、非常に魅力的です」
コジン氏は述べた。
「これらの艦は、ロシア海軍のシステムに適合しています。
それ(ミストラル級)には、カモフ社のヘリコプターが配置されます」
コジン氏によると、フランスからの「ミストラル」購入は-「それは、統合造船業営団の為の一定の休養であります。そう、新たな艦船の提供の実施を可能とする為の」
(記事後半は、以前にアップしたこのエントリと重複するので省略させて頂きます)
[ロシアの空母は軍事基地を代替できる]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
[ヘリ空母ミストラル型]
ロシアがフランスの指揮・戦力投射艦「ミストラル」型を購入するかもしれないという話が最初に出たのは、2009年8月初頭でした。
[ロシア海軍、フランス艦を購入?]
ロシア向けの「ミストラル」型の売買契約が締結されたのは、それから約2年後の事でした。
『ロシア通信社ノーボスチ』2017年6月17日17時11分配信
【ロシアとフランスは、ヘリコプター空母「ミストラル」に関する契約を締結する】
ロシア海軍向け「ミストラル」1番艦は今年2月1日にフランスのサン・ナゼール造船所で起工されました。
[ロシア海軍向けヘリ空母「ミストラル」型1番艦は起工される]
船体の一部(艦尾)はロシアの造船所で建造されます。
[バルト工場はヘリ空母ミストラル級の船体ブロック建造を8月から開始する]
[ロシアにおけるヘリ空母ミストラルの船体建造は27億ルーブル掛かるだろう]
フランス海軍の「ミストラル」は、2009年11月末にサンクト・ペテルブルクを訪れ、ロシア軍ヘリコプター(Ka-27対潜ヘリ、Ka-29強襲ヘリ、Ka-52戦闘ヘリ)の適合試験を実施しています。
[ロシア製ヘリコプター、強襲揚陸艦「ミストラル」に初着艦]
[ロシア軍ヘリコプター、強襲揚陸艦「ミストラル」に初着艦(2009年11月27日)]
ロシア海軍の「ミストラル」級には、現用の主力艦載ヘリコプターKa-27の近代化タイプKa-27Mが搭載されるようです。
[ロシア海軍は艦載ヘリコプターKa-27Mを発注する]

ロシア海軍向けの「ミストラル」型は、オリジナルよりも武装が強化されます。
[ロシア海軍向け「ミストラル」型には巡航ミサイル、対空・対潜ミサイルなどが装備される]
[ロシア海軍向け「ミストラル」型はロシア製兵器を装備する]

フランス海軍の「ミストラル」型は、揚陸艇を収容するウェルドックを有しており、当然ながら揚陸艇の搭載能力を持っています。
しかし、この期に及んでも、ロシア海軍向けの「ミストラル」型の為の「揚陸艇」に関する具体的な話は一切出ていません。
(搭載ヘリコプターに関する具体的な情報は出ていますが)
何せ、ロシア海軍の「ミストラル」型は、「ヘリコプター空母」Вертолётоносецですから。
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