ロシア海軍バルト艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・シャバリンは地中海東部から帰投した

『タス通信』より
2017年1月29日14時13分配信
【大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」は地中海への航海から戻ってきた】
モスクワ、1月29日/タス通信
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」と給油船「レナ」で構成されるバルト艦隊艦船支隊は、本日に常時駐留場所であるバルチースク港へ到着した。
同艦隊の広報サービスは発表した。
「日曜日、バルチースク軍港において式典が開催され、軍楽隊の演奏の下で艦船乗組員は、バルト艦隊司令官アレクサンドル・ノサトフ中将、船員の家族と親類に出迎えられました」
タス通信が受け取った声明では、こう述べられた。
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」は、2016年7月に遠距離航海へと向かった。
航海中に乗組員は、独自に、或いは地中海のロシア海軍常設作戦連合部隊の一員として数十回の戦闘演習任務を遂行した。
海洋給油船「レナ」は、2016年10月から遠距離航海に在り、地中海、インド洋、西大西洋へ行った。
乗組員は、遠海ゾーンでロシア海軍艦船への物資-技術サービス提供に従事していた。
バルト艦隊の大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」は、2016年7月にバルチースクを出航し、地中海東部へ向かいました。
8月20日にボスポラス海峡を北上し、黒海へ入りました。
入れ違いに、以前から派遣されていたバルト艦隊の大型揚陸艦「ミンスク」は帰路に就きました。
その後、ボスポラス海峡を通って黒海沿岸とシリアを往航する貨物輸送任務(シリア・エクスプレス)に就きました。
・8月30日ボスポラス海峡南下、9月8日北上
・9月29日ボスポラス海峡南下、10月9日北上
・10月25日ボスポラス海峡南下、11月2日北上
・11月14日ボスポラス海峡南下、11月22日北上
・12月1日ボスポラス海峡南下、12月9日北上
・12月18日ボスポラス海峡南下、12月26日北上
2017年1月3日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入り、そのまま帰路に就きました。
同時期にシリア沖から離れ、帰路に就いた北方艦隊の航空打撃艦グループへ同行する事になりました。
[ロシア海軍北方艦隊の重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフは地中海東部を去る]
現在は、「アレクサンドル・シャバリン」に代わり、バルト艦隊の「コロリョーフ」が地中海東部へ派遣されています。
バルト艦隊の中型海洋給油船「レナ」は、2016年10月にバルチースクを出航しました。
その後は地中海、インド洋、西大西洋で補給任務に就いていたようです。
おそらくは、カリブ海まで行ったバルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」への補給を行なっていたのでしょう。
[警備艦ヤロスラフ・ムードルイ遠距離航海(2016年6月-12月)]
その後、シリア沖から離れて帰路に就いた北方艦隊の航空打撃艦グループへ同行する事になりました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを含むロシア海軍航空打撃艦グループはポルトガル沖を去った]
バルト艦隊の2隻の艦船は、北海へ入るまでは航空打撃艦グループと一緒に行動していたようですが、その後、別れてバルチースクへ向かいました。
[重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフを含むロシア海軍航空打撃艦グループは北海へ入った]
そして2017年1月29日にバルチースクへ帰投しました。
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