北大西洋でロシア北方艦隊とバルト艦隊の艦船は合流した

『イタル-タス通信』より。
【北方及びバルト艦隊の戦闘艦船支隊は北大西洋で合流した】
モスクワ、7月16日/イタル-タス
大洋を航行する北方及びバルト艦隊の戦闘艦船支隊は北大西洋で合流した。
ロシア国防省広報サービス・情報供給課はイタル-タス通信に伝えた。
「大型対潜艦アドミラル・チャバネンコ、大型揚陸艦アレクサンドル・オトラコフスキー、ゲオルギー・ポベドノーセッツ、コンドポガ、更には保障船ニコライ・チケル及びセルゲイ・オシポフで構成される北方艦隊戦闘艦船支隊は北大西洋エリアへ到着し、バルト艦隊戦闘艦船支隊と合流しました」
国防省は通知した。
「警備艦ヤロスラフ・ムードルイ、ネウストラシムイ、救助曳航船SB-921で構成されるバルト艦隊戦闘艦船支隊は、数時間前に北方艦隊艦船との合流エリアに到着しました」
「現在、北方並びにバルト艦隊の艦船は、互いに僚友を視認しています」
軍当局は説明した。
計画によれば、翌7月17日までに北方及びバルト艦隊の艦船は、海軍艦隊間グループを形成し、統一指揮下で大洋及び海洋ゾーンにおける戦闘訓練任務を遂行する
同エリアにおける会合で真水や燃料を補充した後、艦船は大洋航海任務を遂行し続ける。
その後、南緯度において、警備艦「スメトリーヴイ」、大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」、「ツェーザリ・クニコフ」、加えて2隻の保障船で構成される黒海艦隊戦闘艦船支隊は、同グループに加入する。
黒海艦隊の艦船は、現在、計画遠距離航海を実施しており、地中海の南東部に居ると国防省は伝えた。
3つの艦隊の艦船で構成される艦隊間グループは、合同で一連の航海及び機動演習任務を遂行し、組織的な対空及び対潜防衛の要素に習熟し、ヘリコプター複合体の活動による捜索救助訓練を行ない、狭い場所を通過する船舶航行の安全を保障する訓練を行なう事を軍当局は想起した。
艦隊間グループの戦闘訓練は、全ての構成戦力分野の為に総合で組織され、異なる気候帯及びエリア、異なる僚友やその他の航行条件下の戦術連携機動で出来る限りの高水準を得るという一つの目標へ向かう。
「艦隊間グループの行動では、計画戦闘訓練が続けられ、この10年間で、ロシア海軍の異なるグループの艦船で構成される支隊の遠距離大洋航海は著しく増大しました」
国防省は述べた。
(2012年7月16日12時34分配信)
『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦国防省報道サービス・情報管理部発表
2012年7月16日14時01分配信
【北方及びバルト艦隊の戦闘艦船支隊は合流エリアへ到着した】
内容は同一です。
(というか、こちらが元記事です)
ロシア北方艦隊の大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」、3隻の大型揚陸艦、2隻の保障船(救助曳船及び給油船)は、7月10日にセヴェロモルスクを出港しました。
[ロシア北方艦隊の艦船グループは北大西洋へ行く]

そして今日、北大西洋において、バルチースクより出港したバルト艦隊の艦船が合流しました。
今回の記事によると、ロシア海軍の北方・バルト艦隊合同艦船グループの構成は、こうなっています。
[北方艦隊]
大型対潜艦「アドミラル・チャバネンコ」
大型揚陸艦「ゲオルギー・ポベドノーセッツ」
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」
大型揚陸艦「コンドポガ」
救助曳船「ニコライ・チケル」
給油船「セルゲイ・オシポフ」
[バルト艦隊]
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
警備艦「ネウストラシムイ」
救助曳船SB-921
以前にはバルト艦隊の給油船の出航も伝えられましたが、これらの給油船は途中までしか同行しなかったようです。
警備艦「ネウストラシムイ」は7月7日に出港していますが、当初のロシア国防省の発表では、リストに入っていませんでした。
[バルト艦隊の警備艦ネウストラシムイ、バルチースクより出港(2012年7月7日)]
この2隻は同型艦ですが、2隻そろっての行動は、今回が初めてです。


この合同部隊は地中海へ行き、そこで黒海艦隊の艦船グループと合流します。
[黒海艦隊]
警備艦「スメトリーヴイ」
大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」
大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」
保障船(給油船?)
保障船(救助曳船?)
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